2021.05.08 「i心(あいあい)講座」
■日時:2021年5月8日(土) 18:30~20:00
■場所:柿本アトリエ
■内容:テキスト/イソップ寓話集 山本光雄/訳 岩波文庫 赤-103-1より
〇「〈家柄競べをする〉狐と猿」〇「狐と牡山羊」
参考テキスト/イソップ寓話集 中務哲郎/訳 岩波文庫 赤-103-1より
■参加者:7名
■参加費:会員100円/未会員300円
昨日に引き続き、i心講座です。
今月は愛知県に緊急事態宣言が発令したため、柿本のアトリエで開催しています。
使っているお話は昨日と同じものですが、人が変われば出てくる内容も変化します。
今日はいつもと違うメンバーが持ちまわりでファシを行いました。
■「〈家柄競べをする〉狐と猿」
「猿の家柄は高貴の出なのか奴隷の出なのか?」というところから話が始まりました。テキストではどちらの出とも読め、また集まった人の中でも意見が分かれました。もう一冊のイソップ本(中務哲郎/訳)で同じ話を読むと高貴の出だとわかりました。
同じ文章を読んでいても感じ方は本当に人それぞれだと感じます。
他に出た意見など
・タイトルと結論はどう関連している?
・これは貧乏アピール合戦なのか?
・なぜ旅の途中に家柄くらべをしたくなったのか?
■「狐と牡山羊」
こちらのお話、内容はとてもわかりやすいですが牡山羊の行動についての話がたくさん出ました。
・知らない人をすっかり信じちゃうのはいけない
・狐は牡山羊の興味・関心を引き出せる能力を持っていたんだ
・自分の素養がバレると簡単に騙されてしまうかも
・価値観は人によって異なるよね
・この結論は山羊の遺言?
今日も色々と考えることがたくさんありながら終了しました。
みな様の感想を紹介します。
・みなさんの豊かなイメージ、疑問等面白くてたまりません。人生勉強の場になりますね
・普段難しい文章は読みにくくて避けていたけど、考える余地が多くて面白いなと思いました
・同じ場所にいても価値観が異なることは知っておくと大事だと思いました
・2つのお話に出てくる狐はどちらも賢い狐でしたが、自分のことばかり考えていて上から目線なのが残念でした
・考えのある人はまず物事の終わりをよく考え、その後にそれに取り掛かる。終わりまで考えるようになりたいと思います。
・会社で役に立つことを2つの話から学べました。ありがとうございました。
・時間には区切りがあり、その中でまとめるのはとても難しいと感じた。