2021.5.19 朝刊読みどころ
▽本日の特ダネ(1面)
大阪市保健所で新型コロナウイルス対応にあたる感染症対策課員の残業状況を調査したところ、3分の1にあたる43人について、4月の時間外労働が「過労死ライン」とされる月80時間を超えたことが、大阪市への取材でわかりました。うち2人は200時間を超え、最長は210時間を記録しました。大阪府内では4月中旬以降、1日の新規感染者数が1000人を超える日が続き、このうち4割を大阪市民が占めました。3月以降の「第4波」での感染者急増に伴い、コロナ対応の第一線の保健所の業務が課題になっている実態が明らかになりました。
▽本日のおすすめ(23面)
難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)の患者に対する嘱託殺人罪で起訴された医師、山本直樹容疑者(43)らが10年前、父靖さん(当時77歳)を殺害したとして逮捕された事件は、19日で1週間を迎えます。京都府警は計画性をうかがわせるメールや死亡診断書の不審点などから逮捕に踏み切りました。ただ、靖さんは病死として火葬され、死亡届も受理されるなど、死因を再検証するのは不可能です。立証の難しい「遺体なき殺人事件」の捜査の行方はどうなるのでしょうか。
▽本日のくらしナビ・医療「感染症と闘う」(13面)
お笑いコンビ「爆笑問題」の田中裕二さん(56)が今年1月、脳梗塞を起こして深夜に救急搬送され、大きく報道されました。田中さんは昨年8月、新型コロナウイルスに感染しており、専門家は「コロナ感染による後遺症」の可能性を指摘しています。新型コロナに感染して重症化する人は、ウイルスの侵入から体を守る免疫システムが過剰に働く「サイトカインストーム」が起きることが知られています。免疫機能が過剰に働き、血管の内壁の細胞が傷つくことで血栓ができ、部位によっては心筋梗塞や脳梗塞、臓器不全を引き起こす可能性があるそうです。コロナから回復した後、血栓が原因で起きる病気についてまとめました。