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糖尿病セミナー後のQuestion and Answer②

2016.12.13 11:58

お疲れ様です。 今日も疲れましたね。 

患者数が、以前働いていた大学病院時代と比べて約2倍となり、介入頻度を少なくせざるおえない方を多く作ってしまっているのが現状です。 しかしその分時間を割いて介入している患者さんもいるので、何やら複雑な気持ちです。

 しかし、患者20人を全て1単位で行うよりは、 言い方は悪いですが、ある程度選別してリハビリを行う方が良いのではないかと、僕なりに言い分として頑張っています。 しかし、やはりやりきれない気持ちでいっぱいです。 

意味合いは少し違いますが、僕の好きな本を参考にしております。

おそらく以前にもこの本の宣伝をブログでしたこともありますが、僕は大好きなのでまた宣伝です笑






 では、気を取り直して、 セミナー後の質問に答えてくVer.ですね。 

よろしくお願いします。


 Q.「ノルディックウォークとチューブトレーニングの詳細について教えてください。」 

こちらも昨日同様、OT1年目の先生からいただいた質問になります。 

まず、ノルディックウォークに関してですが、


 A.推奨されているが、個人的には△。

ノルディックウォークは、健康増進や維持、疾病予防などに関してシステマティックレビューにて効果が示されている。 ↓参照 

Health Benefits of Nordic Walking A Systematic Review Marcus Tschentscher, MSc, David Niederseer, MD, PhD, BSc, Josef Niebauer, MD, PhD, MBA 


 ちなみ、糖尿病の運動療法としても近年注目されており、運動療法プログラムとして有効であるという見解を得ているトレーニングでもある。 ↓参照

 Effects of Nordic walking on health-related quality of life in overweight individuals with Type 2 diabetes mellitus, impaired or normal glucose tolerance T. Fritz, K. Caidahl*, M. Osler*, C. G. O ̈ stenson*, J. R. Zierath* and P. Wa ̈ ndell 

 Effects of Nordic walking on cardiovascular risk factors in overweight individuals with type 2 diabetes, impaired or normal glucose tolerance 


 <理由>

 全日本ノルディック・ウォーク連盟によると、 通常の歩行に比べた際にノルディックウォークは 

・カロリー燃焼率が30−40%高い 
・全身の約90%の筋群を導入できる 
・5.2METsである(散歩3METs、速歩4.3METs) 
・正しい歩行姿勢になる(ポール使用での膝の関節・脊椎への負担を約5kg/歩軽減。正しい歩行姿勢の場合は約8kg/歩までの負担を軽減。)
 ・転倒リスクが低い    

というメリットがあるようです。 


やはりノルディックウォークの最大のウリは、より多くの筋群を参加できることだと思います。 上肢だけではなく、体幹(背筋群)の参加もなされるため、怪我の受傷率も少ないようです。

 また、上記にも書きましたが、 

・通常の散歩は3METs 

・ノルディックウォークは5.2METs です。

 散歩では30分で1Exに対してノルディックウォークは10-15分で1Exとなります。 なので、健康日本21でいう週間23Ex以上の運動は通常の歩行よりも約半分の時間で達成することができるわけですね。 膝や股関節への負担の軽減もなされるので、非常に良いトレーニングと言えます。 


 逆にデメリットとしては、 

・上下肢の協調性が必要 

・お金がかかる(Amazonで3000-15000円) といった2点が個人的な印象ではデメリットですね。 

導入は非常に簡単ですが、いざ練習してみると、できない方がいることも確かではあります。 ただ、なぜ僕が△にしたか?? それは、純粋にお金がかかることですね。 散歩は散歩でいいかなと僕は割り切って考えていますね。 やる気がある方に対しては、紹介をして実際に練習してもらい購入に至るケースもありますが、そのやる気があるなら自宅での筋トレを行なっていただいています(筋トレに関しては昨日の記事を参照してください)。 

とりあえず、この辺がノルディックウォークに関する回答ですね。 



 続いて、チューブトレーニングに関してですが、 


 A.是非とも行なってください◎ 

なぜ◎か? 理由は簡単です。 簡単に、かつ安全に行えるレジスタンストレーニングだからです。

 また、後日オススメのチューブトレーニングに関しては、動画あるいは写真でアップしたいと思います。


 とりあえず、今日はこの辺りにします! 

では、また明日です!