各社の打合せの違い
先日、リフォームコンパス東京表参道店にS様がご夫婦でお越しくださいました。
S様は以前にもご来店いただいており、その際3社をご紹介させていただいていましたが、
各社の提案が出そろってきたため、あらためて会社を決定される上でのご相談でした。
まずはそれぞれの会社の打合せの様子などをお伺いしてみると、
1社目は、その上で家をしっかり強くしていくという観点での提案と知識に、
とても安心感があったとのことでした。
今年はコロナの影響も大きかったため、最初の打合せが遅くなっていたこと、
また、当初は技術的な話が多く、難しいイメージをもたれた様ですが、
それは打合せを重ねられる中で改善されていった様子でした。
2社目は、最初の動きが最も早く、大規模なリフォームに非常に慣れている印象だったとのお話でしたが、
一方で、建物の調査はあまり詳しくは行わず、厳しめの前提で計画をしていく、との姿勢で
金額も最も高く、見積り金額は高いものの、その後に増えることがないといった説明だった様です。
ただ、致命的だったのは、プランの修正に応じてくれなかったこと。
リフォーム会社側の提案力は非常に大切な要素ですが、「押しつけ」であってはいけません。
そういう意味では、金額が高かったことも含めて、2社目は無いと判断されていた様でした。
3社目は、提案力や要望のヒアリングについては一番優れており、
予算に合わせた見積り提案をしてくれていた、とのことでした。
ただ、大規模なリフォームの場合は、打合せの中でやりたいことも増えたり変化したりする傾向がありますので、
見積りの内容としては、まだ不足している項目が残されている、という状態でした。
実際のところ、1社目と3社目の会社で悩まれたということでしたが、
S様のお気持ちをその後にお伺いしてみると、
実は3社目の会社で決めていらっしゃった、とのお話でした。
会社毎の見解の違いなどについて、私の方からの説明もさせていただいたりしましたが、
納得できる部分もあり、あらためて3社目の会社の良さに、決定に至られたのかもしれません。
私からは、まだ金額の出ていない項目もあるため、
引き続きじっくりと打合せをしていただいて、内容を詰めていただく様お願いし、
また、2社へのお断りを承る形となりました。
少し時期的に余裕があり、ゆっくりと進められていらっしゃったこともありますが、
長いお打合せ期間となっておりましたので、S様もひとつの区切りがついて
ホッとしたお顔を見せられていた様に思いました。
S様、ぜひ素敵なお家になる様に、引き続き頑張って打合せをしてくださいね。
ご来店、ありがとうございました。
Kousuke Kitamura