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5月の怪談

2021.05.21 05:00





 最初は去年の2月の寒い寒い季節でした。

 お友達のおうちに遊びに行って、皆でキャッキャしてたんです。


 そのうち見たことのない人がやってきたんです。

「誰だろう。いやだなーいやだなー。怖いなー怖いなー」って警戒してたんですよ。




そうこうしてたらアグレッシブな友達、Aちゃんがその人のところに呼ばれていったんです。

青いマットに乗ってしばらくしたら、あんなにはしゃいでいたAちゃんがふにゃーとおとなしくなって、意識さえ飛びそうになったんですよ。


私、ますます「おかしいなーおかしいなー」って思いながら様子をうかがってたんです。



更に輪をかけて元気印なうちの妹、Sも呼ばれて、最初はジタバタヾ(:3ノシヾ)ノシ大暴れしてたのに、段々大人しくなっていって、青いマットの上で大人しく寝転ぶようになっていって・・・。


この頃にはもう「あの人が2人に何かしたんだ!」とお母さんの背中に隠れたんです。

心臓がどきどきしだして、見つかりませんように!!!って。




なのにお母さんが「はい、M行っておいでー」ってそのしましまを着た怪しい人に私を抱えて差し出すんです。

お母さんも何か魔法をかけられたのかなってもう緊張がピークで、ドキドキして、震えが止まらなくなってしまったのに、お父さんもお母さんもニコニコして助けてくれないんです。


青いマットには何か魔法か呪いがかかっていたのに違いありません。

冷たかった足先が段々ホカホカしてきて、瞼が重くなってきて・・・体が動かない。

時々気持ちよくて意識が落ちそうになるけれど、こんな初対面の人に心を許すわけにはいきません。

( ゚д゚)ハッ!と意識を保って、隙があれば逃げようと頑張ったけれど叶いませんでした。

抑えられているわけじゃないのに、なぜ―???



「はい、おしまい。頑張ったねー」としましまの人が言って、解放されたので、お母さんの後ろにダッシュで逃げました。





 お友達の家だけじゃなくて、しましまの人は私のおうちにもやってくるようになりました。

私のホームで勝負ですね(`・ω・´) 

負けませんよ。



 警戒心の強い私ですが、自分のおうちの事は隅々までわかっています。

心の余裕が違います。

ハウスに逃げ込むことだってできますからね(`・ω・´)b



 とにかく、横にされたら負けな気がするので頑張りました。

でもいつも、体がほこほこしてきて、疲れがたまっている足が段々軽くなっていってしまって、お目目がシパシパしちゃうんです。

「はい、反対ねー」とグルンとされる瞬間に我に返って、ジタバタしてみますが、またしばらくすると瞼が重くなってきちゃう・・・。なぜなの!



 最後にチーズくれたりするので、サッと取ってパッと逃げる。

 ヒット&アウェイ。



 5月を迎えて、しましまの人に会うのは5回目。

「おいで―(*´▽`*)」とか言って、ニコニコしてるけれど・・・。



やっぱり、自分であの青いマットの上に乗るのは嫌なんだけど。



 今日はなんだか心が落ち着いて、「まいっか。」て思えたんです。

ゴロンも自分でしちゃおうかな なんて思っちゃったりして。

いつもは緊張して、ガチガチでマットに乗るんですけど、足も背中も力が抜けて、心臓もドキドキしないでゴローン。



 お母さんもしましまの人も「すごい!えらい!かわいい!」って褒めてくれます。

ふふ。私、慣れればこんなもんですよ。

魔法も呪いも怖くないです(`・∀・´)エッヘン!!

ずうっと冷たかった足の先も、ちょっぴりホカホカするようになってきた気がします。

魔法かけられるのも悪くないのかもしれません。




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稲川淳二風でお届けいたしました、しましま妄想アテレコ。

慎重派で怖がりだったMちゃんの変化にビックリした本日のマッサージ。

定期的にリピートしていただいているMちゃんSちゃん姉妹家。

Mちゃんの心境の変化が嬉しくて、写真撮り忘れる痛恨のミスゆえ妄想劇場でお届けいたしました。


明日は「リラックスが生むマッサージの効果」やあれやこれやについてお届けいたします。