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シャンティーのイラストレーション通信rararashanty

絵とおはなし「開く」他

2021.05.22 09:56

絵とおはなし「開く」

音のベールが開く。

それぞれの自分にしか聞こえない。

それぞれの自分にしか発せられない。

はじまりの「音」。

音の主はそれぞれの自分。


この絵とおはなしのシリーズを描き始めて4年?それとも5年近くになってくるのかな?

きっかけは16年家の中で一緒に暮らした愛猫のモンちゃんが居なくなってしまったこと。

以後今もその悲しさって消えないんだよね。

3年は毎日泣いて暮らしていたのでした。

わたしの人生でもっとも悲しかったこと。

モンちゃんがいなくなってとにかくそれまでの忙しすぎる生活をなんとかしたいって本当に思いました。

なによりも大切だった一緒に居られる限られた時間をただただ忙しい中で駆けるように過ごしてしまうしかなかった。

未だに後悔していることがいっぱい。

この世界で自分にとって本当に大切なことっていうのが、モンちゃんがいなくなってしまったことではじめてわかったのでした。

モンちゃんに教えられたのでした。

それで、あれこれ余計なことをそぎ落として愛する者たちといること以外何がしたいかといったら、やっぱり絵を描くこと。

それまでもずっと仕事で描いていたけど、締め切りに追われることも多い受注仕事は、精神的にもずっしり重くのしかかるものがあるのでした。

そんな仕事も含めはじめは、急に忙しさをなくすことはできなかったけど、次の年に15年ほど続けた夫の手伝いの農業を

やめることができたことはとても大きかったです。

それまでの大きなプレッシャーから解き放たれた感じ。

そして、モンちゃんが居なくなった寂しさを紛らわすためにも最初の頃は毎日絵とおはなしを描いてブログにアップしていました。


すると寂しさとは別にすごい充実感が得られて、ただ楽しいだけで続けてこられました。

この「絵とおはなし」なんてなんぼのもんじゃい?

と、思われてしまうかもしれませんが、自分にとってはそれをつくること自体がすばらしい癒しとなっております。

基本自分を癒すために描いているかもしれないものなんですが、

時にとても共感して下さるありがたい読者の方々の存在があることに気づかされて、ほんとうに感謝の気持ちでいっぱいになります。

書いてしまった後、ああ、ちょっとへんてこりんなこと書いちゃったかも?

と、思った作品でも充分に理解、共感してくださる方々がいることを知り

それはそれは勇気づけられうれしい気持ちになるのです。

この場をお借りしてありがとうございます!


これからもずっと続いていくものだと思います。


改めましてどぞ、よろしくお願いします!


ではではまたね!