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グリッペン

取り残された硫黄島

2021.05.23 00:00

青山重晴著、「ぼくらの祖国」で、硫黄島の話が有りました。

ご存知のように、本島は、太平洋戦争の激戦地でした。

圧倒的な米軍に対して、二万人の日本軍は、自決や万歳突撃することなく、塹壕を掘り、そこに立てこもりました。

当時、日本の軍需工場などは、既に壊滅的な打撃を受けており、米国の硫黄島占領の目的は、女子供の虐殺でした。

日本軍は、せめて、1日でも、それを遅らせようとしたのです。

しかし、硫黄島は米軍に占領され、彼らは大急ぎで滑走路を建設し、日本本土攻撃の拠点にしました。

戦後、硫黄島は日本に返還され、海上自衛隊の基地になっています。

現在までに、8千人の遺骨は収集されましたが、まだ、1万2千人の遺骨は、未収集です。

なんとしても、この1万2千人の遺骨を回収する必要があります。

なぜなら、今の平和は、彼らの犠牲の上に、成り立っているからです。

滑走路の下にも、多くの遺骨があると言います。

尊い犠牲を払われた皆さんに、私達の祖国は、立派にやっていることを、示さなければなりません。

この遺骨収集には、100億円以上の費用が必要なため、今まで実行されませんでした。

しかし、大きく成長した日本にとって、100億円の遺骨収集費用は、決して大きな負担ではありません。

1万2千人の先輩たちが、本土に戻れるまでは、戦後は終わらないと思います。