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DJI - ウエディング撮影の流儀 パート1

2016.12.16 10:00

結婚式。新たな門出に立つ新郎、新婦。親族として、友人として参加する誰もが二人の末永き幸せを願い、祝福する日。 


今回は、晴れの日の思い出を映像として残すブライダル・ビデオグラファーという仕事について、DJIの視点からご紹介します。

まずは、DJIが実際に兵庫県は淡路島にあるラグジュアリーリゾート「Kariko Resort」で撮影したウエディングの映像をご覧ください。この作品は、RAWフォーマットで収録できるプロ向け空撮ドローン「DJI Inspire 1 RAW」と手持ち型4Kカメラ「DJI Osmo RAW」を使って空と地上から撮影しています。


ウエディングの撮影は、終始一箇所のみで実施されることは稀で、日中、夜間、屋内外など様々な環境で行われます。そのため、プロのビデオグラファーに求められるのは、最良の構図で映像を捉えながら、環境によって変化する露出やホワイトバランスを瞬時に判別・調整し、同時に現場の進行も把握するスキルです。



ブライダル・ビデオグラファーの流儀


この”現場の把握”は、単に式のスケジュールを記憶するということではなく、式のハイライト場面を確実におさえつつも、決して参列者の視界を妨けず、撮影位置も考慮して目立つことなく行動するということも意味します。 ケーキ入刀や指輪交換といった大事な場面で、撮影者が場所取りを優先するあまりに参列者の視界を遮ることは御法度です。


 ウエディングの撮影といえば、三脚や一脚にカメラを載せて定点から撮る方法が主流でしたが、一眼レフカメラを手持ちで撮影するブライダル・ビデオグラファーも非常に多くなってきました。しかし、手持ち撮影の場合にはブレが生じやすく、動き回りながら撮ることは容易ではありません。


 DJI Roninシリーズのようなカメラスタビライザーを使えばブレない映像が撮れる一方で、 式場内の限られたスペースではその機動力を発揮しにくく、プロ機材ゆえの存在感から多少目立つことは否めず、カメラを向けられた被写体の表情も固くなりがちです。



DJI Osmo RAWがもたらした革新性


柔軟に動き回りながら目立つことなく撮影できる手持ち型4Kカメラ「DJI Osmo RAW」があれば、こうしたウエディング撮影ならではの課題を解決し、式全体を動きの中で流れるように撮ったり、まるで参列者の一人称視点のような映像演出もできるなど、その撮影手法は多岐にわたります。

様々な撮影アクションを具現化できるツールは、ブライダルビデオグラフィーのあり方を大きく変え、二人の素晴らしき時を映像で残す上で、創造性を最高度に高めてくれます。


DJI Osmo RAWは、空撮ドローン向けに開発された「Zenmuse X5Rカメラ」を手持ち型に応用した製品であり、3軸ジンバル技術が強力にブレを抑え、マイクロフォーサーズセンサーを搭載するカメラのダイナミックレンジは12.8ストップと非常に幅広いです。全7種のレンズと交換可能で、「DJI Focus」を使えば、撮影者自ら手元でフォーカスを高精度に操作することができます。

次回、ウエディングに出席する機会がある際には、ぜひプロのブライダル・ビデオグラファーの動きに注目してみてください。もし、あなたがその存在を忘れてしまうほどに目立つことなく撮影に取り組む人物がいるとすれば、それはプロ中のプロと言えます。


パート2は、ウエディング映像を効果的に引き立てる空撮とRAW収録後のカラーグレーディングについて解説します。



撮影協力:

Kariko Resort 


空撮:

DJI JAPAN 

地撮:

Matt(e) Production (DJI JAPANパートナー)


撮影機材: 

空撮 - DJI INSPIRE 1 RAW 

地撮 - DJI OSMO RAW