ニューヨーク開催の学会でオンライン講演しました。
今年ニューヨークで開催予定だった第21回ICCMO国際学会が5月21日、22日にオンライン・バーチャル開催され、そこで40分間の講演を行いました。
21st ICCMO International Congress 2021
学会に先立ちICCMO(国際顎頭蓋機能学会)の役員会のweb会議に参加しました。
アメリカ、カナダ、日本、ドイツ、フランス、アルゼンチン、イタリア、ロシア、インドの各国の代表で学会運営について話し合われ、2年後はインド、4年後は日本での開催となりました。
21st ICCMO International Congress 2021
オンライン・バーチャル学会では、アメリカ、カナダ、日本、ドイツ、フランス、南アメリカ、イタリア、ロシア、インドの各国28名の先生方による、頭頚部の痛み、機能不全、かみ合わせ、顎関節症、睡眠時無呼吸症候群などの治療に関する講演・発表が行われました。
私の講演内容は、神経筋の調和した顎の位置、かみ合わせに関する概念と、顎関節症、かみ合わせ不全の患者さんに対してK7(筋電計・顎運動解析装置)やマイオモニター(経皮的低周波電気神経刺激装置)などのME機器を用いて治療を行う方法を実際の症例の流れに沿って解説を行いました。
恒例のマスターシップ・フェローシップの授与式では各国の先生方がオンラインで授与され参加者から祝福を受けられました。
また、ブロードウェイ歌手による素敵なショーも観ることができました♪
2年後はインドでの開催予定です。
ICCMOは頭頚部の痛み、機能不全、かみ合わせ、顎関節症、閉塞性睡眠時無呼吸症候群など種々の症状に悩む人々に対して、K7(筋電計・顎運動解析装置)やマイオモニター(経皮的低周波電気神経刺激装置)などのME機器を用いて客観的診断に基づいた適切な治療を行って症状の改善に努めることを目的とした学会です。
ICCMO日本部会では、1972年アメリカのBernard Jankelsonにより提唱された、解剖・生理・機能をベースにした神経筋の生理的・機能的活動を重視した咬合理論(ニューロマスキュラーコンセプト)に基づいて、ME機器を用いて筋肉や顎運動の計測を行い、脳・中枢による下顎運動の制御機構から咬合を生理的に解明し日常臨床に活かしています。