人に仕事のお願いはするのに人のお願いは聞かない人
仕事をしていると社内でも様々な人がいます。
一緒に仕事をしたい人。
一緒に仕事をしたくない人。
大きく二つに分かれてくると思います。
普段のコミュニケーションからの関係性や
感覚器な部分で相性も変わってきますが
仕事を進める上で付き合う人はあまり選べません。
仕事では仲良くすることが必須で求められるわけではなく
求められるのは成果を出すことですので
そのために必要であれば
嫌いだから関わらない!というわけにはいきません。
そうなると
10か0かではなく、比重が大切になってきます。
どのような人に比重をおくべきか?
どのような場合に比重をおかないでおくべきか?を
「良好な関係性」という言葉から考えてみましょう。
タイトルにある「お願いをしてくるけどお願いを聞いてくれない人」は
職場で意外と多いのではないでしょうか?
お願いをされて求められた条件をクリアし満足させていて
お話がしやすいから良好か?と言えばそうでないでしょう。これは相手が頼みやすくなっただけです。
上司・部下の関係性でお願い=指示であれば
そのお願いをクリアした先には「評価」という点で影響が出ます。
そのような立場でない場合に
この人と良好な関係を構築するためにお願いをされた条件をクリアしなきゃ!と頑張っていると思います。
良好な関係性をゴールとしてしまうと
話やすくなったりお願いをされやすくなったら達成していると考えてしまうかもしれません。
それが都合の良い立場にしてしまっています。
目指す場所として
仕事をやり易くするために良好な関係でいるべきであって
一方的にお願いをされやすいことは仕事がやり易い環境ではありません。
そのお願いから相手を満たした先で自身のお願いにも協力的になってくれる状態が本当に良好な関係性です。
Win-Winの関係と良く聞きますが
お願いをされて頑張ってクリアしてもこちらのお願いに対して全く協力的でない場合は
相手は自分の都合しか考えていなくて一方的です。
そのコミュニケーションの延長上にやり易い環境は成立しておらず
相手がやり易いだけのむしろやり辛い環境です。
言い換えれば、相手からしたら頼みやすいので単純に負担が増えているだけです。
良好な関係性という点から表面上は仲良しだとしても
仕事における信頼=お互いで仕事を任せられるにたどり着かないと意味がありません。
この視点が無くそれに至る手前にゴールを設定してしまうので
相手にとってだけ都合が良い立場となってしまい、長く続くと疲れてしまうわけです。
なんで私だけ...と悩んでしまう人は多いでしょう。
自己評価よりも他者からの評価が会社では大切です。
ですので、他者を満足させることを追いかけるべきですが
本当に評価してくれているの?を見定めて注力の優先順位は付けなければいけません。
実際、あなたからのお願いに対して協力的でない場合はあまり評価してくれていないかもしれません。
評価をしているからこそ
もっと協力をしてもらえることに期待をしているから良好に物事が進められるわけで
自分の都合だけを考えている場合は
少しでも負担になると思うと断られてしまいます。
このような状況だと今に至るまでが苦戦していた可能性もあり
そもそもあまりお願いが出来るような雰囲気ではないかもしれません。
少し違和感があったり、お願いに疲れてしまっているのであれば
駆け引きほどではありませんが
こちらからも何か協力を求めてみることも大切です。
全く何もしてくれない頼りっぱなしの状態であれば「やってくれて当たり前」と考えていますので
やらないと問題視しますが、おそらく「評価」はあまりしてません。
どんなに+αの仕事をしてもその部分を見てくれません。
こういったときは全力投球ではなくて優先順位を下げて最低減の当たり前のラインを達成すれば良いです。
変わらないのであればそれ相応に合わせれば良いです。
楽しく話が出来ている、相手が満足しているだけでは
自己評価を見ているだけであって
その先にどのようなコミュニケーションが発生するかで他社からの評価や自身の位置づけがわかります。
その反応から
この人どどう接するべきかを判断し
無駄に注力をすることを減らせるだけでも
他に注力をするべき仕事=評価をしてくれる良好な関係性が築けている仕事
を見つける余裕が出てきますので
モチベーションや立ち位置という意味でも仕事がやり易くなる可能性が高いです。
関わらないという話ではなく優先順位の付け方、配分の話で合って
それを見定めるポイントの一つを紹介しました。
話をしやすい人が仕事がやり易い人ではなく大切なのはその先で
そのコミュニケーションが自身の仕事にどう良い影響をもたらすか、です。
第一優先で考えて欲しいと誰もが思いますが
誠意がないと言われても大抵は上手く使いたいからです。
が、それは仕事だと当然であって間違っていません。
その先に何が待っているかで判断を出来るかが大切です。
是非、参考にしてみてください。