色は、なじむのか際立たせるのか
先人達の研究してきた流れの中で、
さまざまな色彩調和論が生まれています。
例えばその中の
ジャッドが提唱した調和論では、
●なじみの調和や
●明瞭の調和と
いうようなものがあります。
(他に秩序、類似の調和と合わせて
4つあります)
- 髪の色
- 瞳の色
- 肌の色と似た色調のものを
パーソナルカラーとする考えは、
この中のなじみの調和に
あたります。
自然の中にある色は、
光の当たる側は、
明るく
影になった方は、
暗く見える。
自然を感じて生きてきた人間に
とって、
それは、とても目になじんだ
感覚です。
メイクのベースの色は、
確かに肌になじんで見える方が
白浮きしたり、
黄ぐすみに見えたりするよりは、
はるかに綺麗に見えると思います。
ただ、
メイクの場合
メイクアップアーティストと呼ぶくらいなので、
ある意味、芸術的。
意図的に一部分だけは、
ハッキリと見せる。
その方が際立って見える。
そんなテクニックを使う場合も
あると思います。
これが、
ジャッドの調和論にあてはめるなら
明瞭の調和
というところで、
それは、
明るさでコントラストの場合もあるかもしれないし、
わずかにベースが反対の場合であるかもしれません。
それもまた、
あなたにとっては、
どちらが反対のベースであるか?
ということを先ず理解しておくと
とても使いやすですよね。
それをなんとなくの感性だけでやっていた頃に比べると
理論的に整理されたものが
あって、
学ぶことができるのは、
とても便利だと思うのです。
どんなことでも、
基礎の部分がしっかり理解できて
いると
応用も効く。
ということですね!
あなたもパーソナルカラー理論の
基礎を深く学んで、
それを自分のものにできるまで、
試行錯誤、繰り返してみてください。
知識はベースであって、
それを使ってさまざまな知恵に変えていく。
それを考えている時間そのものが
これから先のあなたの人生の楽しみであり、喜びとなること。
豊かさとは、
そういったものであると
思いませんか?