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ヘスペリジン

2021.05.24 11:16

「ヘスペリジン」はポリフェノールの一種で、ビタミンPに分類され、ビタミン様物質とされています。


サクランボや青ミカンやレモンなどの柑橘類などの皮やスジの部分に多く含まれています。

特に青ミカンに多く、その含有量は完熟みかんの十数倍とも言われています。


そして、熟していく程「ヘスペリジン」の含有量が減っていってしまう事が分かっています。


「ヘスペリジン」には、抗酸化作用や末梢血管を強化する作用がある為、

血流改善・高血圧予防・コレステロール値の低下・生活習慣病の予防と改善が期待されています。


その他にも、末梢血管の透過性を調節する事からアレルギー反応による炎症を抑制し鼻水などの花粉症の症状の予防や、骨密度の低下を抑える働きから骨粗鬆症の予防にも期待されています。


「ヘスペリジン」は、光や熱に弱いので、加熱すると作用が損なわれる恐れがあります。


また、酸化しやすく空気にさらされると変性してしまううえに、水に溶けにくく体内への吸収率も悪いといった特徴があります。


その為、「ヘスペリジン」を食べ物から摂取するのはとても難しいと言われています。


最近では吸収率の高いヘスペリジンが開発され、水に溶けやすく吸収されやすいサプリメントもでているので、「ヘスペリジン」を摂取する際はサプリメントを活用していきましょう。


「ヘスペリジン」は基本的には安全性が高く安心して摂取できる成分なので、特に重大な副作用の報告は現在ありません。


ただし、長期間にわたり過剰摂取が続くと、吐き気・嘔吐・胃痛・胃炎・下痢・腹痛・頭痛・アレルギー反応が起こる場合があります。

また、妊娠中の女性・授乳中の女性・出血障害のある方・低血圧の方・少なくとも2週間以内に手術予定のある方は、「ヘスペリジン」を摂取する際には必ず医師と相談されて下さい。


柑橘系の果物から「ヘスペリジン」を摂取するには大量に食べる必要があり、

体を冷やしてしまったり肝臓に負担をかけてしまったり果糖の摂り過ぎてしまうので、

上手にサプリメントを利用しながら健康な毎日を送りましょう。