運用資金が2倍になるのに何年かかるか分かる簡単な方法
運用資金が2倍になるのに何年かかるか分かる
簡単な方法ですがファイナンシャルプランナーの方なら
ピンとくるはずです。
5月6日に音声配信スタンドエフエムにて
お話しました内容なのですが文字に起こしました。
ではどうぞ~。
本日はヤフーニュースで掲載されていました記事
72の法則についてお話します。
先週、お金の知識を手に入れる
一見遠回のようで一番早い方法は
ファイナンシャルプランナー3級の
本を読むこととお話したのですが
この「72の法則」というのは
実はファイナンシャルプランナー3級の本に
必ず出てくる内容で
なんと
「運用資金が2倍になるのに何年かかるか分かる」
という法則なんです。
皆さん、手持ちの資金、2倍にするには
何年かかるか知りたくないですか?
一緒に計算してみましょう。
まず、この法則を使うに当たって
前提条件があります。
資金の運用を複利にする
ということです。
複利とは
運用で得た利益を引き出さずに
元本に加算して再投資するということです。
例えば1年間100万円運用して
6万円の利益が出た場合、
2年目は100万プラス6万の
106万円を運用していく
ということです。
利益をどんどん元本に加算していくんですね。
3年、4年と運用期間が長くなればなるほど
複利運用の効果は大きくなります。
老後資金の話でよく出てきますiDeCoなんかは
60歳まで基本的に資金を引き出せないですので
強制的に長期運用となりますので
複利の効果を受けられる仕組みになっています。
で、いよいよ72の法則
「運用資金が2倍になるのに何年かかるか分かる」
の話に戻りますが
ある計算式を使います。
72÷年利
というものなのですが
これを使えば
資金が2倍になるまでの年数が分かります。
例えば年利3%で運用した場合
72÷年利でしたので
72÷3=24です。
年利3%で運用した場合は24年で
運用資金が2倍になります。
24年かかるのは長いという方は
年利7%で運用すると
72÷7で10.285
約10年で運用資金が2倍になります。
運用資金が2倍になるのに何年かかるか知りたいときは
72÷年利です。
これは
何%で運用すればいいかという計算もできまして
例えば60歳までに1000万円準備したい場合で
500万円を運用する場合
30歳の方なら60歳まであと30年ありますので
72÷30イコール2・4となり
2.4%で運用すれば60歳で1000万を手にすることが
計算上はできます。
同じ条件で50歳の方の場合だと
60歳まであと10年となりますので
72÷10イコール7.2
7.2%で運用しないといけなくなります。
若いうちから
投資を始めると
時間を味方につけることができるということになります。
72の法則で
あなたも運用資金を2倍にするプランを
立ててみましょう。