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NTTドコモが外国人向けスマホ用トイレットペーパーを成田空港に設置

2016.12.21 00:05

【ビジネス ニュース】 国内最大手の移動体通信事業者であるNTTドコモ(9437.T1)は、訪日外国人に対しスマホの画面を綺麗にする専用ペーパー『スマホ専用トイレットペーパー』を平成二十八年十二月十六日から二十九年三月十五日迄、成田空港の到着同線トイレに設置する。トイレットペーパー数は八十六個、トイレは全七ヶ所。同社のサービスを日本のおもてなしの心で表現する取組みの一環だ。


トイレットペーパーにはスマホの画面を拭けるだけでなく、同社提供のWi-Fiサービスや旅行ガイド、翻訳サービスを案内している。背景には日本のトイレが、おもてなしの心を感じると海外評価が高い一方で、訪日外国人が日本旅行で最も困る事に「Wi-Fi等のネット環境」が挙げられる点(観光庁調べ)。その点に着眼した同社が成田空港にて、おもてなしを実施する。


スマホに付着している雑菌の数値は、便座の五倍以上という測定結果(※1)や付着する大腸菌群の量は約二千七百から四千二百ユニットと「百㍉㍑当たりで一ユニット未満」の飲用水の上限を遥かに超える(※2)。同社の取組みは清潔さを向上させる。また日本のトイレの啓発用動画『HOW TO USE TOILETS in JAPAN.‐日本のトイレの使い方‐』も限定公開した。


=ドコモの訪日外国人向けサービス=

①サービス名:Jspeak

プラン料金:0.99US$/1week,2.99US$/1month

サービス内容:日本各地の旬の旅行情報や人気スポットを主要5ヶ国語で紹介、訪日外国人向けに10ヶ国語の翻訳に対応、約700の旅行で使えるシーン別フレーズ集も収録


②サービス名:docomo Wi-Fi for visitor

プラン料金:360円/1day,900円/1week,1,300円/3weeks

サービス内容:docomo Wi-Fiを訪日外国人向けに有料で提供する公衆サービス、主要な空港、駅、カフェなど日本全国のエリアで利用可能、WPA2方式の暗号化によってセキュリティーも安心



※1 週間SPA!2016年12月13日号「冬場の意外な雑菌スポット」、ルミスターで測定

※2 記事「スマホは病原菌の温床、異常な数のふん便性大腸菌群が付着=専門家/THE WALL STREET JOURNAL」

画像提供:㈱NTTドコモ