フィラリアの発生時期

よく、すでに蚊が飛んでいるから、もうフィラリア予防をした方が良いんじゃないか？

と聞かれることがあります。

ですが、フィラリアには、蚊の体内で生きていける温度というものがありまして、毎年その期間を調査して全国の動物病院に報告してくれる機関が存在しています。

千葉でフィラリアが蚊の中で生存しているのは、大体5月の中旬から11月の中旬です。

当院では5月の終わりからフィラリア予防薬を投薬してもらっており、もっと早くに投薬した方が良いのではないか？と思う方もいらっしゃるかと思いますが、フィラリア予防薬は実際は、体の中に入ったフィラリアを退治する駆虫薬であるため、5月の終わりに、それ以前に体に、入り込んだフィラリアを一ヶ月分殺すことで予防を行っています。

一方で、ノミ、マダニは越冬することが可能なため、冬でも感染する子がまれに存在します。

気になる方は、フィラリア、ノミ、マダニなど、予防に関して質問していただければ、お答えしますので、遠慮せずお聞きください。