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Oimachi Act./おい街アクト

原曲(オリジナル)以上にカバーをやることの難しさ。が、それをオリジナル以上に上手にやる方法もあるという話

2021.05.25 03:00

サム&デイヴの「ホールド・オン」はとてもハッピーなソウルで、楽しさが、希望が伝わってくる。

 

この曲を、かのエリック・バードンが歌っている。

白人ブルース・シンガーとして、どう歌うのか?と興味は尽きない。

おそらくエリック・バードンも、どう歌うべきか?と悩んだと思われる。

YouTubeでエリック・バードンの「ホールド・オン」が聴けるし観れる。

 

サム&デイヴの"ハッピーさ"は無い。

ブルースっぽい「ホールド・オン」だ。

 

実はカバーをシンガーがやるということは、とても難しいことなのだ。

オリジナルよりカバーの方が良かったということは、確かにまれにある。

 

例えるのならば、ボブ・ディランの「ミスター・タンブリンマン」より、バーズの「ミスター・タンブリンマン」の方が絶対によい。

もちろん大ヒットした。

が、大ヒットするように編曲やら、見事なコーラス、素晴らしいアレンジが施されているからだ。

 

極端な話、どんな曲でもアレンジが上手にやれたならば、ヒット曲は作り上げることが出来るということだ。

 

ボブ・ディランの歌よりも、バーズのハモリの方が素晴らしかった。

美空ひばりの「川の流れのように」を、それ以上に上手く歌える人はいない。そこが美空ひばりのスゴさなのだ。