クリスマスツリーを描く
12月のアートプログラムは、「クリスマスツリーを描く」です。
社会人のクラスとみんなのクラスで実施しました。
クリスマスツリーを買って飾りつけをすることはあっても、一から描くことはなかなかありませんよね。^^
制作前に、みなさんのクリスマスの思い出やエピソードなどをお聞きしたら、本当に面白い、そして懐かしいお話が出てきました。何かを思い出すこと、回想することって大事だなぁと改めて思います。
今回の主役は、クリスマスツリーであるもみの木です。本物のもみの木は高さ45メートルにもなる針葉樹林。実は枝ぶりや葉の勢いがある木です。参考画像を見た後、刷毛でタッチを残しながらたたくように「描きたい色」で描きます。「たたくのがいいのよね~。面白い!」途中大人の方から声が聞こえました。誰もが安心して楽しく描き始められるように工夫されています。
雪も少しずつ降らせて。粉雪の様に枝に沿ってやわらかく積もらせたり、ある部分にだけたっぷり積もらせたり。個々の表現は本当に様々です。
ツリーが出来たら、いよいよ飾り付け。クリスマスの音楽に合わせてリズムに乗りながら端材を飾るように貼っていきます。空間もジェルペンで彩り。もちろん、オイルパステルで色付けもします。どんどんと華やかになってきて、みなさんの表情もにこやかになってきます。
今回は音楽も大事なアイテムです。話を盛り上げる楽しいクリスマスソングやドイツ民謡の「もみの木」そして、飾り付けには体がリズムに乗って動くような「そりすべり」「ウィンターワンダーランド」、「クリスマス・フェスティバル」でラストを締めくくりました。
飾るように描くクリスマスツリー。ココロもカラダもクリスマス一色です。
飛び出す画面で立体になっています。クリスマスが終わっても、コンパクトに折りたたんで、また来年も再来年も飾ることができる、飽きのこない自分だけのオリジナルツリーの完成です。
もみの木の勢い、ボリューム、エネルギー、温度や光、空気やリズム、そしてクリスマスへの期待をも感じる作品になっています。作品をお部屋に飾って、素敵なクリスマスをお過ごしください♪^^