気負
おはようございます。
暮らし、味わう。
民藝と発酵をモノサシに
食を通して暮らしの豊かさを提案する
古民家セレクトショップ＆カフェ テマヒマ
プロデューサー,バイヤーの太田 準です。
クラウドファンディングへの挑戦。18日間で
66名の方から567000円のご支援を頂きまし
た。ご支援頂きました皆様ありがとうござい
ました！残り42日引き続き宜しくお願いしま
す！より多くの皆様にテマヒマのことを、こ
のプロジェクトのことを知って頂きたく、シェア頂きますと有り難いです。宜しくお願い
します！
一昨日火曜日に地元高槻の中ノ畑窯さんにお
邪魔してきました。先日窯焚きが終わって窯
出ししたばかりの、焼きたて、生まれたての
器を仕入れに。本来であれば、うめはんの催
事・民藝と暮らす用にご準備頂いていたもの
ですが、残念ながら中止に。というわけで代
わりにテマヒマ店内で開催します「民藝と暮
らすはずだった展」用に選ばせて頂きました
。阪急百貨店さんの催事ほどの集客力・販売
力も無く、テマヒマ店内のカフェスペースも
全てショップエリアとしても売り場面積的な
制約がありますので、当初お願いした規模に
比べれば少ない量の、それでも従来の仕入れ
量に比べれば気合の入った品数を選ばせて頂
きました。民藝と暮らすはずだった展用と、
8月頭に別の催事出展のお話を頂いてるので
それも加味しつつ。
梅雨入り前には焚いてしまいたい(雨天だと
窯の温度が上がりにくい)ということで今回の
日程を組んだそうなのですが、まさかの早い
梅雨入り。でも懸念されたようなことは無く
うまく焚けたと仰ってました。実際見てみる
とかなりいい焼け具合！定番で人気のものも
押さえつつ、これまで扱いの無かった新しい
カタチ、そして新しい柄(これがすごくいいん
です！！)も選ぶことか出来ました。阪急さん
で出来るだけ多くの方にご覧になって頂きた
かったなぁと残念な気持ちもありますが、テ
マヒマ店内で是非お手に取ってご覧になって
頂ければと思います。
中ノ畑窯さんに前回お邪魔した3月に男女とい
うタイトルのブログを書きました。個人でも
無く、多数の職人さんのいる窯でも無く、ご
夫婦2人それぞれが生み出す個性の集合体とし
ての魅力が中ノ畑窯さんにはあります。お邪
魔した際いつもお昼をご馳走になったりとお
もてなし頂くのですが、そんな贅沢な時間も
含め色々なお話をする中でお2人の考えやお
人柄を感じることが出来ます。
今回お話してる中で、奥様の友美さんが、阪
急の催事向けだから特別なモノや想いで作っ
てる訳では無くどこに出すものも同じように
作っているという趣旨のことを仰っていて、
ハッとしました。
配り手としての僕はテマヒマ店内でしか販売
した経験が無く催事出店も今回初めてで気合が入っていました。しかも民藝と暮らすとい
う言わばお祭りですし、テマヒマも初、テマ
ヒマからご紹介させて頂く作り手のほとんど
が民藝と暮らす初、ということで気合いとい
うよりも気負いさえあったように思います。
どこで買うか、誰から買うか、という際に、
テマヒマでって選んで頂けるようなお店や場
所でありたい、そのためのお店の認知や価値
を上げたいという意識は強い(我執でしょうか
。。)ものの、モノそのものの価値は本来どこ
にあっても一緒のはずですしね。
その気負いのない、自然体な感覚が、モノ作
りにもきっと現れていておおらかな器が生ま
れてるのだろうなぁと改めて思いました。
少し前のことですが、あるお客様がテマヒマ
で中ノ畑窯さんの器を見つけて、前に高槻の道端で売ってたのが(おそらく野見神社か、
福寿舎さんのイベントのことかな？)お店で
見るようになって出世したわ〜みたいなことを仰っしゃっていて、いやどこで販売してい
てもどんな販売の仕方をしていても、モノの
価値や作り手の価値は変わらないんだけどな
ぁ(もちろん作り続けることて当時より今の方
がモノがよくなっていってると思いますが)と
思ったことがあったのですが、そんな自分自
身も百貨店という場所に気負ってたんだなぁ
と気づかされた友美さんの言葉でした。
民藝と暮らすはずだった展、まだ全貌をお知
らせしていない段階ですが、今回仕入れました中ノ畑窯さんの器は既に店内にありますの
でフライングでインスタでご紹介を始めまし
たところ沢山の方から通販やお取り置きのお
問い合わせを頂きありがとうございます！気
になるものがございましたらお気軽にどうぞ。
テマヒマは11時オープンで皆様のお越しをお
待ちしております。本日のご予約状況ですが
テイクアウトが0個、ランチが2組で残り11席
とお席に余裕がございます。
それでは、好いモノ、好いコト、好いトキを
テマヒマで。今日も好い一日を！