糖尿病セミナー後のQuestion and Answer③
こんばんは!
もう忘年会続きで、ダメです。
休肝日がそろそろ必要です。 金曜日は職場の忘年会で焼肉やさんへ。 まさかの二桁。マジでびっくりしました。 僕は完全に酔いつぶれ、歩くことができない状況でしたよ。笑
そして昨日は大学野球部での忘年会。 僕が最年長ということで、好き放題させていただきました。 いい後輩たちを持ったものです。 まずは、塚田農場で3時間半食べて飲んで話しまくって、マジで楽しかった! そして、塚田農場行った後は僕の家で飲み直しの二次会! 一発芸から服脱ぎから、もーとんでも無いことになっていました。笑
次は新年会を岐阜県でやります。 最高の1日になりそうです。
では、少し忘年会シーズンでブログの更新が遅れていましたが、今日は日曜日で僕はゆっくりとしていますのでアップしたいと思います。
Q&Aシリーズの③ですね。 よろしくお願いいたします。 3
年目のPTの先生からいただいた質問です。
Q.「網膜症を有している方は全員がリハビリは行えないのですか? 例えば、セミナー内では血圧コントロールや血糖コントロールがなされていない、かつプッシャー症候群の症例さんでしたが、コントロールされている場合はどうなりますか?」
A.Dr.に確認することがまずは行うべきこと!
糖尿病ガイドラインでは、糖尿病網膜症を有している場合(PPDR以上)は、運動強度に制限が必要である。と明記されています。 おさらいになりますが、糖尿病性網膜症には3病期ありました。
・単純網膜症
・増殖前網膜症(PPDR)
・増殖網膜症(PDR)
この病気の診断は、セラピストでは行えません。 眼科医による機会を用いた検査により診断されるものなので、僕たちセラピストが病期を確認方法は限られてきます。
・カルテより参照
・Dr.に直接確認する
確実なのはDrに確認するです。 運動強度に関する指示を受ける必要があると思います。
そして、 「血圧や血糖コントロールがなされた場合はどうなるのか?」についてですが、 非常に難しい質問になります。 まず、論文の話で言えば、どれくらいの運動をどのくらいの期間行ったら網膜症の進展が増えた減ったという論文は今の所ありません。 さらに言うならば運動を行ったからといって、網膜症の進展が遅延した・予防できたと言う論文もほぼありません。
ただ、印象としては、合併症の進行には血糖値と罹患期間がリスクファクターです。 ですので、血糖コントロールという意味合いでの運動療法は、総合的に見て、網膜症の進展や発症を防ぐ可能性はあると思います。 もう1つ言えることが、糖尿病の細血管合併症は全て毛細血管の梗塞などの血流障害により起こります。 この毛細血管の梗塞は、現在のところ、Strain Vessel説で説明がつくとされています。 おそらく、PDRの方は血糖値が300-400あっても、急速に100-200のように低下させません。 なぜなら急激な血糖値の低下は血圧を大きく変動させるので、梗塞部位の血流が急速に良くなってしまいます。 そうすると、それよりも末梢部でさらなる障害を発生させるわけです。 ですので、PDRは基本的にはOpe後より介入。 PPDRであれば、血圧コントロールの有無と相談して、運動負荷量を調整していけばいいと思います。
一応糖尿病患者に対する血圧コントロール目標は、国内では130/80mmHg、欧米では140/80-90mmHgとされていますので、参照までに。
では、また明日! おやすみなさい!