A Coruña (ア・コルーニャ)のクリスマス・イルミネーション
昨日、クリスマス・イルミネーションを見にア・コルーニャに行ってきた。
日が落ちるまでまだ時間があったのでクリスマス直前のア・コルーニャを散策。
新しくオープンしたお店を見た後、イルミネーションの場所の下見をした。
まずはRúa Cantón Grande (カントン・グランデ通り)の記念碑Obelisco前に例年通りクリスマスツリー形のイルミネーションがあった。
今年は新たにヨットハーバー前のAvenida Marina (マリナ大通り)にBola de Navidad (ボール状のクリスマス・イルミネーション)ができたというので、そこも下見。
マリナ大通りとヨットハーバーの間の広場に大きな球が鎮座していた。そして、このあたりからマリナ通り沿いにこれは多分波をイメージしたのだと思われるイルミネーションが並んでいた。
マリナ大通りを過ぎたところを左折して、Concello da Coruña (コルーニャ市庁舎)のあるPlaza da Maria Pita (マリア・ピタ広場)へ。ここでは子供向けのイベントやゲームがあり、多くの家族連れが列を作って順番を待っていた。
コルーニャ市庁舎の1階ではBelén (ベレン)が展示されていた。ベレンとはクリスマスに飾るキリスト降誕の場面を表現した人形飾りのこと。ここではそれ以外にコルーニャにゆかりのある有名人達の人形も飾られていた。
(中央の女性がマリア・ピタ。彼女は、イギリス海兵隊がコルーニャを襲撃した際に、先頭に立って戦い勝利に導いた英雄。)
(左にいるのがピカソ。子供の頃、1891-95 年の約4年間コルーニャに住んでいた。)
(ベンチの左に座っているのが、詩集「ガリシアの歌」で有名な作家ロサリア・デ・カストロ)
まだ少し時間があったので、再び繁華街をブラブラ。さっきより人が増えている。お店で買いものをしている人はあまりいないが、通りはかなりの人出になってきた。
暗くなってきたのでカントン・グランデ通りに戻る。
通りではバイクの爆音が鳴り響いていた。見ると通りにものすごい数のバイクがヨットハーバーの方へ走って行く。みんな赤い服を着ている。そう、Papá Noel (サンタクロース)の大群だった。
今朝の新聞に彼らの記事が出ていた。ガリシア州のライダー仲間がクリスマスのイベントとして企画したもので、全員サンタクロースの格好をしてコルーニャのTorre de Hércules (ヘラクレスの塔)までツーリングし、最後に暖かいチョコラテを飲みにマリア・ピタ広場へ。バイクの台数はなんと700台以上とのこと。
バイクが過ぎ去り、気を取直しイルミネーションを撮影。今年のクリスマスツリーのイルミネーションはモノトーン。昨年は体調を壊していて見に行かなかったが、おととしは確かもっと色鮮やかだったと思う。今年は、通りの上に飾られているイルミネーションはモノトーンのものが多い気がする。今年の流行りなのか?
Bola de Navidadへと向かう。少し歩くと見えてきた白く輝くボールが。ボールに青や紫の丸や星のアクセントが。ボールの周りには沢山の人。先ほど走り去ったサンタクロース・ライダー達もトナカイならぬバイクを降りて歩いている。
ガラスの街 (La Cuidad de Cristal)として有名なマリナ大通りに並ぶ白いガレリアの前に現れたBola de Navidadと波形のイルミネーション。なかなか綺麗!
マリナ大通りを添いのカフェテリアにあのサンタの団体がいて、手には暖かなチョコラテの入ったコップを持っていた。
マリア・ピタ広場へ向かい市庁舎のイルミネーションを撮影。広場の真ん中にイベント小屋が建っていて、市庁舎全体をとらえるのが難しい。
子供も沢山いたので早々に退散し、歴史的市街へ。さっきまでの喧騒が嘘のような通りの静けさ。イルミネーションもカラフルで、しかも、なぜか食べ物と飲み物のイルミネーションばかり。
その先の広場(Plaza del General Azcárrage)では、木にイルミネーションが巻いてある。ここもモノトーンか!
再び繁華街Rúa Real (レアル通り)を歩く。先ほどより更に人が増えている。
天気も良く、2年振りにコルーニャのクリスマス・イルミネーションが見られてよかった。