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サンティアゴへの道 - Mi Camino de Santiago -

イギリス人の道 5日目(17.09.2016)

2016.09.17 21:51

Etapa 5. Sigüeiro - Santiago de Compostela (16.74km)


8:00 ホテルで朝食。

8:20 ホテルをチェックアウト。 満月が綺麗。好天の予感。

国道N-550を横断し林の中を進む。

林の中でBruja魔女と出会う。

国道N-550沿いの道を進む。

倉庫などが建ち並ぶエリアを過ぎると住宅地。 もうすぐだ!

公園Parque Pablo Iglesiasを抜ける。

Iglesia de San Franciscoが見えてきた。 

お土産屋が並ぶRúa de San Francisco。ここを抜ければゴールのPraza do Obradoiroだ。

オブラドイロ広場のPasó de Raxoi (Ayuntamiento de Santiago de Compostela)

10:50 ついに着いた! 5日間120kmを歩き切った‼︎ 

目の前にはサンティアゴ大聖堂。 

ようやく最終日に天候に恵まれた。こんなに天気の良いSantiago de Compostelaは初めてだ。

11:15 とりあえずHotel Rúa Villarのカフェでコーヒー。 気持ちを落ち着かせる。

11:50 Rúa das Carretasにある巡礼事務所Centro Internacional de Acogida al Peregrinoへ。

すごい人。 

13:05 待つこと1時間15分。ついに自分の番だ。

空いた受付の番号が表示されるので、その番号の受付へ進む。 

受付の男性はBetanzosに住む日本人だとわかると、自分もMuxíaに住む日本人を知っているとのこと。正確にはその日本人の娘と知り合いのようだ。

その人は画家のYoshiro Tachibana。

彼の絵が好きでずっと空いたいと思っていた人。

6月にMuxíaまで会いに行ったのだが、体調を崩しておりお会いすることができなかった。

その後、そのまま体調が回復されることなく、8月にお亡くなりになられた。

彼はそのことを知らなかったようだ。 


 無事クレデンシャルにスタンプを押印、巡礼証明書(La Compostela)と巡礼距離証明書(Certificado de Distancia)を発行してもらい、証明書を入れる円筒を購入した。 

荷物を置きたかったのでホテルをへ。 

昼食を取るため歩いていたら後ろから呼び止められた。  

振り返ると義理の兄の家族がいた。

ここの大学で勉強している娘に会いに来て、今から食べに行くところとのこと。 

レストランGato Negroに行くと言う。自分もそこに行きたかったので一緒に食べることに。 

15時少し過ぎにGato Negroに着いた。

人気レストランで中には沢山の客がいるがランチのラストオーダーは15時で結局入れず。 

兄の娘のリクエストでRúa NovaのMohaへ行くことに。 

ここは同じ通りにあるBar La Titaと同じオーナーのお店で、Santiagoで人気のトルティージャTortilla de La Titaが食べられる。  

中の卵がドロッとしているところはTortilla de Betanzosに似ているが、ボリュームがすごい。

厚さは4cmくらい、ポテトもたっぷり入っていて食べ応えあり。

Rúa NovaのBar La Tita

食後は兄家族と別れ、Santiago de Compostelaの歴史的エリアを散策。 

120km歩き切ったし、お腹はいっぱいだし、天気は良いし久しぶりに味わうこの充実感。

18:00 前日に予約しておいたサンティアゴ大聖堂の屋根ツアーに参加。

現在改修工事中で足場が組んであり完全な姿を見れないのが少し残念。 

大聖堂の屋根からの眺めは格別だった。

聖堂内部も上から見ることができる。

19:30 ミサに参列。

周りはほとんど巡礼者達だ。

無事にイギリス人の道を踏破できたことに感謝。 

お話の後、天井から吊り下げられていた世界最大の銀の香炉Botafumeiroが降ろされ香に火がつけられ、ロープを引き始める。

少しずつ香炉が振れ始め徐々に振れ幅が大きくなってくる。

香炉が頭上を行ったり来たりしながら、聖堂内に香のかおりが漂う。

巡礼してよかったと思うと同時に、またCamino de SantiagoをしてBotafumeiroが揺れる様を見たいと強く思った。 

中央祭壇の聖ヤコブ像

世界最大の銀の香炉 Botafumeiro

聖堂から出ると、日が沈み始めていた。 

刻々と西の空が赤く染まっていく。

教会Igrexa de San Fructuosoの鐘楼の周りの4つの枢要徳(知恵、正義、勇気、節制)の像が、夕日を背にシルエットとなって浮かび上がる。 

海に沈む夕日も好きだが、オブラドイロ広場からサンティアゴ大聖堂を背に見る夕日は格別だった。 

21:30 巡礼最後の夕食をホテルを近くで見つけたPunjabi Food Restaurante Hindúで。 

スペインに来て初めて食べるインド料理。 

久しぶりに食事中に汗をかいた。

とても美味しかった。

食後、ホテル隣のCafé Sport。ジントニックで5日間の巡礼に乾杯。