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【ベース】意外と見落としがちな右手のポイント!

2016.12.20 10:00



BTree Music School ベース講師 ベースケ(Basske)です! 


私がフォームを改善していた時や、レッスンをして生徒さんのフォームを見て、見落としがちだけど大事だなと思ったポイント


それは『右腕の出し方です』


写真を使って解説していきます。


またフォームで悩んでいる方は、前回の右手のフォームについても参考になると思います。






【見落としがちな右腕のポイントとは?】

《良くないフォーム》


この写真のフォームでは、右腕がボディにかなりくっついていて、腕もほぼ出してない状況となります。


レッスンをしてみて、上達に苦戦している生徒さんの多くは、この右腕のフォームがなにかしら安定していなく、うまく弾けないという方が多いです。


このフォームの良くないポイントを解説していきます。



1. このままでは1弦に指が届きにくい。


写真の状態だと明らかに1弦には指が届かないですよね。

1弦を弾く場合は、腕の位置を微妙に変えなければいけないのですが


3弦と1弦を行き来するような、弦飛びフレーズでどうしてもバタバタしてしまうのです。

そうするとどうしても移動に時間がかかってしまい、リズムがモタってしまったり安定したプレイが出来なくなります。


ルート弾きなどあまり弦を移動しない場合は問題ないですが、慣れてきて挑戦したくなる動き回るメロディアスなフレーズは中々弾くのが厳しいです。



2. 腕の位置を弾くたびに変えるのでボディが安定しない。


腕の位置を変えることで、ボディの支え方も微妙に変化しますので


ベースがグラグラしたり、毎回微妙に弾き心地や弾く場所、そういったところが変わってきてしまいます。


音の粒立ちが揃わなかったり、音色がバラバラだったり、左手でベースを支えてしまったりして

自分の思うように弾けなくなってしまうんですね。



3. 指で弦を振り抜くというよりたたきつける感じになってしまう。


これは必ずしも悪いわけではないとは思いますが、右手の良い弾き方が出来ている時は

指を振り抜いて、弾いた上の弦で止まるということが出来ている感覚の時です。


下の弦に届かせようと指が無理に伸びてしまうと、かたい動きでコンパクトに動かせずバタバタしてしまいます。そうすることで速い指弾きが難しくなってきます。





《理想的なフォーム》


先ほどの写真よりも、ボディに隙間がありますね。


腕を出したことで余裕ができ、1弦にも4弦にもスムーズに移動できます。

腕を移動した際のボディのグラつきも、あまり腕を動かさなくてよくなった事と、しっかりと腕でボディをホールド出来ているので、グラつかず左手もストレスフリーです。


指弾きの時に、指先のスピードをつけて振り抜くことが楽に出来るので、コンパクトな動かし方になり、速く弾く事もでき芯のあるサウンドを得られるようになります。


フォームが安定することは、指弾きでの弾き心地や角度や面積など全てのバラツキが少なくなるので

必然的に粒立ちの良く均等なサウンド、安定したリズムで弾けるようになります。



つまり良い事尽くしです!!





これはあくまで1つの例であり、ベースを基本的に構える場合です。

ストラップの位置が極端に低かったりする場合では物理的に出来ないです。


パフォーマンスではなく演奏性を重視したい場合は、ストラップの位置は、およそ座った時のベースの高さの前後に、揃えてあげる事がベストとなります。


私も年をとる毎にストラップの位置が高くなっていきました笑



細かいところはとても文章では伝えきれないので、是非体験レッスンに来てください。お待ちしております。


またこんな事で悩んでいて、ブログで書いて欲しいなどリクエストも受け付けていますので、お気軽にご相談ください!



ベース講師 ベースケ(Basske)