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星を繋ぐ猫達 《第5章 テラの分岐点》

2016.12.20 03:16

あっと言う間に、もう12月後半突入です。一年は、あっと言う間ですね。


では、物語の続きをお楽しみください。


画像は、風天寅次郎(かざまとらじろう)博士(地球人年齢 70歳)

衣装は、橋渡しの民バージョンです。


《第5章 テラの分岐点 》 


突然の新しいメンバーが加わって賑やかになった猫屋敷。


寅次郎博士は、会議の続きを再開しました。


「これを読むと、予定では、20年前に私達は、ミッションを随行する予定だった…しかし、出来なかった。師匠の計画ノートには、君達の事は書かれていない…」


神楽師匠のノートにビッシリ書かれた宇宙文字を、スラスラ読む寅次郎博士。


「私達は、予定では、この星を訪れる事はなかった…のですね」


猫沢さんは、目をパチクリしています。


「イレギュラー予測は出来なかったんだな。ジャッコ博士の事は書いてあったよ。この猫達と協力し計画を進めるとは書いてあったが…イクサフィーゴ達が到着していなかった事で、全て崩れてしまっていたんだ…だが、今は、条件が全て揃った。以前話したように、計画を進めよう」


「はい󾬆」


猫達は、目を輝かせました。残り2体のミニイクサフィーゴとキーパーツの捜索です。


「ところで、猫谷くん、今、カンタスカラーナの状態はどうなっているんだい?」


寅次郎博士は、星の猫達の事を心配していました。


「はい、まだ、カルカナルの動きは、表立っていません…ただ、気になる現象が現れ始め、警戒しています…」


「それは?」


「カルカナル・ウィラード一族の末裔の猫達は、心理戦略と思えるような現象を起こし、星の猫達の心を惑わし始めているとの報告を受けています…」


「えぇ!?」


猫達が、どよめきます。


「ですが、ご安心下さい。私達は以前のように、完全に飲み込まれる事は少ないでしょう。以前、猫沢博士が開発した装置が今、役に立っています」


「私の??」


猫沢さんはビックリです。一体、何の装置なのでしょう…?

  

猫谷エンジニアは、落ち着いた態度で、猫達を見つめます。まるで、猫達の不安を鎮めるような、優しくも凛々しい眼差しで…

 

「そうか…いろいろ分かってきた。ありがとう。カンタスカラーナの猫達には最小限の被害で収まりそうだな…今は地球だ…」


「寅次郎博士、私達の星とテラの違いとは何なのですか?確かに、あの頃の私達の星は、今のテラと似ています。何もかもが逆さまでした…」


猫沢さんは、疑問を投げ掛けました。



「君達の星の民達は全員、星の成長を願っていた。同時に自分達も成長しようとしていた…しかし、地球はバラバラなんだよ。目的が多様化している。確かに最終的には同じ方向を見ているんだがね…」


「多様化?」


「そう…多様化された中に、物事を一度には進められないネックが潜んでいる…このまま行けば、もう1つの地球の道が選択されてしまう…」


「もうひとつの道??」


猫達は、頭に?マークを浮かべます。


「だが、希望はある。ほんの一部だが、カルカナル磁場が造り出してきた現象に気づいてきた地球人の数も増えてきたのは、喜ばしい事だ…しかし、まだ、気づいていない地球人達もいる。その狭間で起こる摩擦のエネルギーが、私達を弾き飛ばす威力を持っている」


「弾き飛ばす?」


「ああ、カルカナルの力が増幅されてしまう…どこから手を付けていいのか、正直、悩んでいるのさ…」


寅次郎博士は、溜め息まじりに、遠い目をしていました。遅れた計画が、更に難航している事を感じ取った猫達は、何か良い案はないかと、必死に考え始めました。


[つづく]


2016年6月24日から7月6日の2週間、東京 高円寺、猫の額さんにて行われました個展が、無事に終了しました。


また、来年の同じ時期に、猫の額さんにて個展開催が決定しました󾬄よろしくお願いいたします󾠓


(※このブログでは、ブログ小説【猫沢さん作品[幻想の魚の秘密]】架空のSF物語を展開中です。


東京.高円寺[猫の額]さんでの個展とブログ小説の連動型で、お楽しみいただけます。



猫沢さん作品の挿絵のポストカードは[猫の額]さんでも購入出来ますよ(^O^)


※この猫物語は、私の好きなミュージシャン平沢進氏の楽曲をBGMに流しながら浮かんだインスピレーションを元に綴り上げる実験的SF物語制作の一環です)


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