ヘアダメージを軽減する施術法
どうもこんにちは。
ケアルタイムの村上です。
この写真10数年前に前還元とテンション操作でパーマをかけたウィッグです。
懐かしいのがでてきましたのでw
クリープとか世間にでてくる前だったかな?
パーマの技法ずいぶん進化したものですw
今日は
美容師さん向けの内容です。
興味あるお客様は目を滑らせながら読んで下さいねww
ダメージを抑えたカラーやパーマの施術法を紹介します。
あまり具体的には書かない事にしました^^
オリジナルでこそ理解が進みますし、応用も効きます。
自論です。
まず
カラー剤の調合法
既染部は微アルや低アルなどで対応可能ですよね。
単純な部分
リフト力とダメージは比例しています。
剤によってリフト力とティント量が違いますよね。
当然リフト力が小さい剤の方がダメージは少ないです。
剤を変えるのではなく、調合によってリフト力を抑えるのですね。
低レベルの剤と高レベルの剤を調合します。オキシもゴニョゴニョします。
場合によっては微アル低アルも混ぜます。
リフト力とティント量を自由に調合できるわけです。
縦にも横にも振れます。
中間レベルの剤やセカンダリが必要なくなりますので
材料コストも抑えれますwww
施術技法としては
当たり前の事ですがコーミングは極力しません。
毛先を低アルや微アルを使う場合も違いがでますよ。
既染部とリタッチ部はアンダーレベルで合わせます。
剤によってはリタッチ部のアンダー方が少し暗めでも良いかもしれませんね。
アルカリと低アル・微アルでは実際に髪に残るティント量が違いますし、
今後の施術は低アル・微アルで既染部を染めるとしても多少リフトしていきますしね^^
しっかり重合させること
持ちが全然かわってきます。
持ちが長ければ染めるスパンが短くなりますので
当然ダメージは軽減します。
リフトするのは赤味が少し残るくらいまで
黄色までリフトすると髪への負荷が格段に上がります。
グレイッシュなカラーに染める場合も深染めで対応します。
黄色までリフトするとカラーは簡単に染まりますが極端に持ちが悪くなります。
長いスパンでのコントロールも大事です。
パーマや縮毛矯正
これは剤のパワーを抑える(緩やかにする)
物理パワーを上げる
この2つを工夫していきます。
まず前処理剤を使わない事
使っても薄めの脂質くらいでしょうか。
考え方は色々でしょうが
前処理剤を使うと
剤のパワーが必要になりますし、パーマの持ちが悪くなります。
質感が残ってしまう場合もあるのではないでしょうか?
良いと思ってやっている事が裏目にでてる場合もあります。
剤によってはシャンプー後はカチオンつけた方が効率よく還元を行える剤もあります。
弱めの剤で還元の効率を上げていきます。
デジや縮毛矯正は熱ではなく脱水で考える。
水素結合やイオン結合を上手く利用する事でも効率が上がります。
剤によってはイオン結合に影響される剤がありますので、サルファイトや界面活性剤で対処します。
乾燥による水素結合の転置も、どのタイミングで乾燥するかで効果が変わってきます。
リング還元は
剤の種類だけではなく剤の形状を変えればとても効率が良いです。
クリープでどこを攻めるのかイメージして下さい。
リング還元から内部に攻めるのか、全体的にジワジワ攻めるのかで変わってきます。
剤は効率をあげ、なおかつ緩やかに還元させる事で良い質感が生まれると思います。
ちょっとした工夫で物理パワーを上げる事が可能です。
例えば引っ張るテンションではなくロットに巻き付くテンションを上げる事で
髪へ負荷を軽減しつつウェーブ効率が上がります。
もっと詳しく聞きたい人は
直接聞いて下さいww
強いダメージ毛へのパーマ施術法も要望があれば書きます。
サービスしすぎかな?www