形の構造線
今、私・新垣清は、自らの修行の過程において、武術として伝承された沖縄空手には、「正中線」。
そしてて「演武線」の概念と同時に、形の「構造線」とも呼べるものが存在するのではないか?
っという考えを、持っています。
注・なおこの形の構造線とは、まだ仮称の段階です。
この「形の構造線」の概念は、もう大分前からあったのですが・・・。
自分の中で、明確に理論つけることが出来ていませんでした。
第一・・・。
名称さえついていなかったのですから、漫然と私の頭の中の一角を占めるだけだったのです。
しかし・・・。
前回の国際沖縄空手道・無想会の直弟子限定オンライン直伝稽古会での「演武線と形」の質問において、自分の中でまだ混沌としていた、この形の構造線を説明しようとして、果たせず・・・。
まぁ~自分の中で定義付け出来ていなかったので、当たり前ですが・・・。
悶々と悩み、まず自分の考える、形の中に存在する線の、三つ目となる線を「構造線」と名付けました。
あの~、ですね。
名称が明確になったということは、その定義づけも自分の頭の中では、一応は出来ているということでもあります。
ただ、それを説明しても、理解出来る空手家は、この世界中でも皆無に近いほどに、限られているのですが・・・。幸いにも、私には個人稽古の相手役を務めてくれるRS四段がいます。
ですから、ここ二、三回の朝の個人稽古では、RS四段を相手に、自分が、動作と言葉で「構造線」の存在を説明し、彼の疑問や設問に答えるという展開でした。
この問答(?)によって、自分の頭の中が整理されて行きます。まぁ~、相手役を務めるRS四段は大変でしょうが・・・。
特に私の場合は、自国語では無い英語での説明ですので、日本語の思考で意味がチャンとしていなければ、もう英語で説明することなどは、全く不可能なのです。
論理的思考方法と、論理的説明が強制的に必要となり、私のような武才の乏しい、非論理的な、チャランポランな人間にとっては、キツイですが・・・。
自分の修行の過程においては、助かります。
5月26日の水曜日は、もう朝から午後の3時ごろまで、ズーッと説明のしぱっなし。
時々、RS四段の厳しい質問が飛びますが・・・。どうやら、それらもクリアー。
自分の中でも、形の「構造線」の単語と、その定義づけも納得のいくものとなりました。定義は確固たるものとなりましたが・・・。まだ、単語自体は仮称の状態です。
なお、ちょっと話題から逸れますが・・・(イヤ、ホントウは的を得た話題なのですが・・・)。
人類には先天的に、重力波を感じる感覚が、備わっている!?
あるいは 後天的に、すなわち武術としてのナイファンチの形の修行などで、この感覚を得られる。
あるいは、研ぎ澄まされ得る!?
っとまで、この形の構造線の存在は考えさせるものを持っています。まぁ~、三半規管なども、この一つでしょうが・・・。