【影響を受けた創作上の登場人物】ハリー・キャラハン
ハリーといえば、最近では眼鏡をかけた魔法使いの青年を連想するでしょうが僕にとっては違います。 笑
破天荒で型破りな汚れ刑事の元祖と言えばこの人においていないでしょう。
今回紹介するのは、1974年公開の映画、「ダーティハリー」よりハリー・キャラハン刑事です。
ジャック・バウアーも、ジョン・マクレーンもセガールも、僕に言わせれば、皆、彼の劣化コピーに過ぎません。 笑
何より名前からして格好いい 笑
キャラハンですよ、キャラハン 笑 こんな苗字に生まれたかった。
日本でいうところの伊達とか桐生とかくらい格好いいです。 笑
演じたのは、今や数々の監督賞を総なめにした若き日のクリント・イーストウッドです。
僕としては彼は俳優としてのイメージの方が強いです。^^;
当時は最強クラスだった44マグナムを片手にサンフランシスコの街を走り回り、街の悪党どもを背後からでも撃ちます。とにかく撃ちます。その姿はまるで西部劇そのものです。 笑
上からの説教や圧力なんか何のその。己の正義感と信念でグイグイと悪人を追い詰め、好物のフランクフルトを口に詰め込みながら、自慢のマグナムを悪党に突き付け彼はこう言います。
「おまえさんのドタマなんか一発で吹っ飛ばせるんだぜ。試してみようか?」
当時の警官の間ではダーティハリー症候群なんてのも流行ったというのですから、その人気ぶりが伺えます。
彼の人物像は私の作品に登場するキャラクターにも多大なる影響を受けました。
更にこのキャラハン刑事。何と実際のモデルがいたというのだから驚きですよね。どうやら本物の警察官だったらしいですよ。
一作目のストーリーもゾディアック事件という実際の猟奇殺人事件をモデルにしていたそうです。
犯人が劇場に足を運ぶのを見越して警官が張り込んでたようです。
中でも、劇中で私が最も心に残ったシーンは、法の壁に突き当たり逃げおおせる猟奇殺人犯を追い詰めた後、警官のバッジを川に投げ捨てるラストですね。
後に合計四作の続編が作られたのですが、彼はあのあと川にバッジを広いに行ったのかどうかが気になります 笑
そうそう、この作品を見るときは字幕ではなく是非吹き替え版で。
最高にクールな彼に出会えますよ。 笑