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台湾いとしこいし

2018年6月台南バイク&バス旅3泊4日。13DAY2-2麻豆代天府。巨大な龍が護る、レトロキッチュな天国と地獄めぐり!!

2021.05.31 11:10

旅の2日目朝7時40分ごろ。

私は巨大な龍の前で興奮に打ち震えていた。

ぎゃーー!! 思った通り、超キッチュなんですけどーー!!(萌)


ここは麻豆代天府というお寺で、この龍は麻豆のランドマークといっていい超有名オブジェというか建造物だ。

ずっと前に旅行雑誌でこの龍の写真を見てから、私の笑いのツボにハマりすぎて、いつか必ず現地に来てみたいと思っていたのだ。

龍の中には地獄と天国を再現した洞窟があって見学できるようになっている。拝観時間は朝8時からとなっていたが、朝食のあとはやる気持ちを抑えきれず、7時半過ぎにはお寺に到着していた。

さすがにお寺自体は門が開いていて、信徒さんたちが朝のお掃除などをされていたが、一般の参拝客は私の他に誰もいなかった。まだ時間が早かったので、境内をサラっと見学してみた。

正門の左手の駐車場のある方には甕をひっくり返したような水色の建物があって、中には観音様がいらっしゃるようだった。

正門正面の本堂は、かなり大きくて立派だったが、私の目的は本堂後ろの龍なので、中は見学していない。本堂の両脇にも信徒さんが研修や宿泊、食事で利用するビルがあって、正門からはこれらの建物に阻まれて龍はよく見えない。

ひと通り見て回って、まだ少し早かったが7時50分ごろ十八地獄の入口に行ってみた。龍の胴体がメンテナンス中だったので中に入れなかったらどうしようかと思ったが、掃除をしていた信徒のおかあさんに「大丈夫ですよ」と言われたので、清潔料(見学料)の40元を料金箱に入れて入場した。

つうか、この十八地獄の門番の鬼さんからしてもうキッチュすぎてツボ。いいわ~こういうの、大好物っすよ!

中に入るといきなり暗くなってて、階段を下りて通路を歩いて行くとセンサーが反応して地獄に照明がついて人形の地獄ショーが始まる仕掛けになっていた。

これがもう、昭和なのよ! 

何がツボって、まず色彩がイイ!! 照明でおどろおどろしくしてるのが昔々のお化け屋敷っぽい!

人形もすっごい古いし、亡者の皆さんの服装もなんか80年代ぽいし、動きも身体が左右に回ったり、腕が上下左右に動くぐらいで、これもレトロ。

なんか大昔に初めてネズミランドのカ○ブの海賊見た時を思い出すわ~~! ちょっと安っぽい感じがレトロキッチュだよ!! 味がある!!

ご丁寧に各地獄の説明書きの看板もあるし、苦しんでる亡者の叫び声とかの音響も、私にとっては笑いのツボが押され過ぎて、もう次は何がでてくるのか楽しくて仕方ない。

途中でお掃除の方1、2人にお会いしたほかは、貸し切り状態だったのも楽しかった。

バシバシ写真も取りながら楽しく歩いていると、10分かからないで十八地獄めぐりが終了。いったん連絡通路みたいなところに出ると、天国に行くにはまた清潔料という名の見学料を40元支払うようになっていたので、再度お納めして先へ進む。

ここからは通路の壁画も天女様や神様などで色彩も明るい。そして階段を下りた地獄と違い、天国は階段を上がっていく造りになっていた。

天国では神様や天女様たちが飲めや歌えの宴会をしていたり、囲碁などで遊んでいたりと、ほのぼのした雰囲気だったが、地獄ほど私のツボには入ってこず、「こんなもんかー」とサクサク先を進んでいく。

最後の最後はひたすら階段を上っていくようになっていて、地味にしんどかったが、上り切った先の景色に感嘆させられてしまった。

ここは、龍のお口の中ではないか……!!


マーライオンの吐水みたいなアレが階段になってて天国から現世に戻っていくのね!

階段も結構長くて最後までとても楽しむことができた。

いやマジ最高! 朝から超朗らかな気分になったわ!!

現世に戻ってきたところで、時刻は8時10分ごろ。だいたい20分での見学完了となった。

駆け足だったが、絶対見たいスポットだったので来られて非常に満足だ。またいつか機会があったらまた来たい。1日じっくり麻豆で遊びたいなあ。

さて、お名残り惜しいが時間が大丈夫そうなら、ほかの見たかったスポットにも立ち寄りつつ、急いで新営駅に戻ることにしよう。



2018年6月台南バイク&バス旅3泊4日。14DAY2-3につづく~



麻豆代天府

住所:台南市麻豆區關帝廟60號

時間:08:00~21:00