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ISO感度を使いこなそう

2017.01.11 07:08

こんにちは。

商品撮影コンサルタントのMasatsuguです。

今回はISO感度についてご説明をします。
カメラにISOって表示されているのを見たことはあるけど「これ何?」と思っている方は結構多いんじゃないでしょうか?

商品撮影をする場合にはあまり意識をしなくても良いものではありますが、使いこなせるようになると普段の撮影でも大いに活躍します。

簡単に分かりやすく解説しますので、是非マスターしてくださいね!


▼目次

1.ISO感度って何?

2.ISO感度は出来るだけ低い方が良い

3.商品撮影をする場合のISO感度


1.ISOって何?

ISOは「イソ」または「アイエスオー」と読みます。
デジタルカメラには下の画像のようにISO感度を調整出来る項目があります。


AUTO,125,200,400,800,1600など複数から選択できます。

このISO感度、簡単に説明をすると


値を上げると暗い所でも撮影をすることが可能になります。


例えば、屋内の少し暗い場所で手持ち撮影をした場合…

ISO100だとこんな感じになります。


手ブレしてしまっていますね…

(※撮影モード:Aモード[絞り優先]で撮影。)

これをISO3200に変更すると

手ブレせずに撮影できました!



ISO感度とは簡単にいうと光を増幅することを言います。
値を上げれば上げるほど光を増幅します。

デジタルカメラはレンズを通して光を取り込み、センサーで受信することで画像を生成します。
撮影した時に光の取り込む量が少なすぎると画像が暗くなってしまいます。
撮影モードがAモード(絞り優先モード)の場合、画像が暗くならないよう自動で光を多く取り込もうとします。
光を多く取り込むためにはシャッタースピードを遅くするのですが、シャッタースピードが遅くなると手持ちで撮影している場合は手ブレを起こしてしまいます。

こうゆう場合にISO感度の値を上げると、シャッタースピードを遅くしなくても(光を多く取り込まなくても)光を増幅してくれるので明るい写真が撮影出来るのです。

夜に屋外で撮影をする場合もISO感度の値を上げてやると手ブレをせずに撮影をすることが可能です。


2.ISO感度は出来るだけ低い方が良い

そんな便利なISO感度ですが、デメリットもあります。
それは値を上げれば上げる程画質が荒くなることです。

程度はカメラによっても変わりますが、ノイズのない綺麗な画像を撮りたければ出来るだけISO感度の値をできるだけ下げた方が良いです。

暗い場所でISO感度の値を低くしたまま撮影をしたい場合は手持ちではなく三脚を使用することで手ブレをせずに撮影をする事が可能です。

例えば夜景を撮影する場合は三脚を利用してISO感度を1番低い値にする事でノイズのない綺麗な写真が撮影出来ます。

とは言っても最近のカメラは性能が上がっているのでISO3200位まで上げても全然ノイズが気にならないものも多いです。

暗い場所で三脚が使えなかったり動くものを撮る時などは積極的にISO感度の値を上げて撮影してみましょう。

決してISOの値を上げる=ダメと言う訳ではありません。


3.商品撮影をする場合のISO感度

商品撮影をする場合は撮影用のライトを使用するので明るさが足りないといった事は少ないかと思います。

ですのでISO400を基準に手持ちで撮影をしても手ブレをしない値を設定しましょう。

ISOを高めにしなければ手ブレをしてしまう場合、撮影環境を見直してくださいね。


商品撮影をする場合のその他カメラの設定はこちらをご覧ください↓