リハビリ病院と誤嚥性肺炎とお顔剃り
2016.12.22 10:41
みなさんこんばんは
江東区北砂南砂西大島 砂町銀座商店街入り口の美容室 ヘアーシップリボーン 相澤です
すっかりシリーズになってしまいましたが
ご心配いただいている、父の病状を
今後、同じような体験をするかも知れない方のために書き記しておきます。
リハビリテーション病院
手術後の結果は良好で(あくまでも傷の状態で歩くことはできません)
1週間ほどでリハビリ専門の病院に転院することが出来ました。
施設の整った、素晴らしい病院
転院に当たって 先生と家族の面談がありました。
・首(頸髄)の方のリハビリは、ダメージが多岐に渡るため困難を極める。(父は、右手の中と薬指が動きません)
・痛みのためリハビリが出来ないことも多い。
・寝たきりだと身体の機能が落ちて行くので、5ヶ月をめどに車椅子を目指す。
・誤嚥性肺炎(食事が気管に入ってしまい肺炎を起こす)が、特に注意が必要
・地域のサポートを得ながら、一緒に頑張りましょう!
非常に好感の持てる先生でした
ソーシャルワーカー
具体的な入院の説明を受けます
・入院治療費は保険を使えるが、オムツ代や部屋代は別途で、毎月約15万円ほどかかる予定。
・お金が払えないので連れて帰りますといって、介護をする方が倒れてしまうケースが多数。
・メンタルが落ちてしまう方が多いので、刃物(爪切りやカミソリ)はNG。
・通常時にお見舞いに来るのではなく、リハビリをしている時に一緒に励まして欲しい。
転院後、咳が出ていて風邪でもひいたのかと思っていましたが、突然の高熱、、
恐れていた誤嚥性肺炎
寝たきりの状態が長かったのに、食欲だけはあったので 体力がついて良いと思っていたのですが、、、
個室に移動になり
母は、もしもの時に呼吸器を着けるかを先生から確認の連絡はしますか?と看護師さんに聞かれます。
母は、家族で相談しますと伝えたそう
そんな連絡を受けて、また夜中に電話が来るのではないか?と怯える日々がはじまりました。
父は以前も重症膵炎で多臓器不全になったことがあります。
食事は禁止で口から入れられるのは、とろみをつけた水のみ
様子を見にいった所、咳と熱で憔悴しきっている様子。
そして10日ほど経ち、熱は下がり、咳もだいぶ減った模様。
リハビリを再開との話を聞き、また一歩手前で戻って来たことを確認したのでした。
美容師としてできること
親がこんな状態になってしまったことを嘆いていてもしょうがない。
毎週、父の顔を剃りに行っています。
(本当は母の話し相手になりに)
寝たきりの方は、この首の所が肌荒れします。ヒゲがチクチクするのでしょう。
以前、理容師の先輩に教えてもらった<オシボリの作り方>
1、タオルを半分に折り3分の1ほどを熱湯につけます。2、ぬれた方から丸めます。3、思い切り絞ります。4、完成!乾いたタオルで巻いておくと冷めません。
禁止されているカミソリで。電気だとサッパリしないんですよね〜
キレイになりました。
気持ちいいんです。これを嫌がる方はまずいません。
美容師だからできること。それは
見た目は病人にしない!!
父親のメンタル
・若い先生や看護師さんが、こんな老いぼれを一生懸命面倒を見てくれて、申し訳ない。
・もう良い。充分。このまま眠るように連れていってほしい。
テレビも着けずに、一日中天井を見ているか、寝ているか。
一種のうつ状態だと思いますが、お年寄りや身体の不自由な方がこんな風に考えていることが、自分だったらそう思うだろうなと思っていただけにショッキングでした。
リハビリテーション
握力が右が1キロ 左が2キロまで落ちた父
医学療法士さんたちの努力のおかげで、本日車椅子に5分座れたそうです。
徐々に車椅子の時間を長くしていくそうです
母の一言
こうして毎週、父のお見舞いと言いながら母の話し相手をしに行く訳ですが、2人で夕食をとっていると、
これが、お父さんがプレゼントしてくれた時間なんだね。と
そういえば、母親と2人でご飯なんていつ以来だろうな〜
僕たちが親と一緒過ごせる時間はあと何時間あるんでしょう?
超高齢化社会、福祉、老老介護や医療費の問題など 現代の問題が一挙に現実に目の前に来たのですが
僕は美容師としてやれることをしていくしかないのです。
僕に出来ることがあれば みなさんのお話しも聞かせて下さいね^^
とりあえず、頑張れオヤジ!!
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