形の三つの線が、完全になったよ
今、形の構造を司る線の名称付けで悩んでいます。
以下の文、もうご理解頂けないのは、覚悟の上で、私個人の備忘録として、かつ頭の整理として記させていただきます。
ただ、下記の数式は、次回の無想会空手チャンネルの撮影打ち合わせの際に、鬼のHくんに説明したら、立ち所に理解してくれました。
まぁ~、猿でも、解る!
新垣でも、解る!
程度のものですので、国際沖縄空手道・無想会の直弟子諸氏ならば、簡単にご理解いただけるものと信じています。
以前のブログ「形の構造線」でも記したように・・・。
形の中で学ぶ、あるいは活用する「正中線」と、「(真の)演武線」。そして今現在、私が「構造線」っと仮称している、三つの線の役割は完全に説明できます。
定義づけも、完了しました。
さらに、数式で表してみると・・・。
1+1=2=1っと、自分だけの理解では、我彼の関係では表せるものです。
上記の数式は名称で表せば、順に我・正中線+彼・正中線=真の演武線=形の構造線(仮称)っとなります。
この途中の2(真の演武線)と、最後の1(形の構造線=仮称)の関係は、我彼の間に空間がある場合には、2・真の演武線=1形の構造線(仮称)となります。
しかし相手を捉えて陶物(陶器)にした状態においては、2=1となり、これが形の構造線(仮称)となります。
もう、大多数の日本の空手を練習なさっている方々も・・・。私(だけ?)が、延々と唱えている。
空手の形とは、最初から最後まで、一人の相手と戦っている。
さらに、場所や相手の持つ武器等が、変わることは無い。
我も彼(対峙する相手)も、素手である。
っとなっている。
っということは、薄っすらとながらも・・・。
ご理解して頂いていると愚考します。
すなわち形自体が大河小説、または大河ドラマのような、起承転結っというか、物語性を持っているとしても良いでしょう。
なぜか?
人間の脳の機能においては、このような形式が一番覚えやすく、処理が効率よくできるからです。
でも・・・。
一度ボコボコにした相手を、さらにまた引きづり回して、ボコボコにする必要性が、あるのか?
っという素人や、空手の初心者の質問が当然ながら出てきます。
実はこの素人、または初心者の質問の答えが一番厄介です。
だって、ナーンにも知らないのですから、チャンと一(イチ)から、イヤ! 零(ゼロ)から分かるように説明する以外に、道は無いのです。ンッでもって・・・。
答は、あります!
ズーッと以前の再修業中に、私が、現在の体育・体操、スポーツ、レクリエーション、そしてエンターテインメント空手の形とその解釈が、全くの間違いである!
っと気づいたころに、上記の質問への答えは分の中では、納得の行くものだったのですが・・・。
この素人や初心者という、武術として伝承された空手の知識が絶対的に乏しい人々を、納得させるだけの、簡にして明なる説明が出来ませんでした。
相手と自分の間に空間がある場合は、相手の正中線と、自分の正中線をロックインした、「真の演武線」が存在します。
この「真の演武線」の概念も、私は拙著「沖縄武道空手の極意」で説明してあります。
詳しくは、南風先生のブログをお読みください。
沖縄武道空手の極意解説シリーズ147 「真の演武線」 | 南風のブログ (ameblo.jp)
しかし相手を陶器のような状態。
すなわち陶物にした場合の身体の動き、進行方向は一体どうなるのか?
の説明を、他に出来るまでの概念を構築するまでには、至っていませんでした。
でも・・・。
もう、上記の定理、いや数式で描くことが出来るところまで、自分の修行は行き付きました。
まぁ~まだ、名称が決まっていませんがね!
ブッチャけて言ってしまえば・・・。
「ハイ! ここは右へ進行。次は、左に一歩ね!」。
そして、
「ここはチョッとポーズを付けて、見栄を切ってね!」などという、形の単純な歩の進め方や、形のパターンを示す、通常使われる、
ただの「演武線」では無いのです。
2=1のように、我彼が一体になった後の、必然的な我の動きのことです。
すなわち形において、動く方角、動く動作、動く歩数などは、全て武術的に、必然でなければならないのです。
そうでなければ、武術として伝承された沖縄空手の形は、現代の空手の形と同様に踊り・ダンス以外のナニモノでも無くなってしまいます(注・これは踊りやダンスを見下しているのでは、決してありません)。
ですから本来ならば、従来の我彼の間に空間がある時に使用する、「真の演武線」を、「対峙線」などと表記して・・・。
その2=1の、2が1になった場合に動く線を、「真の演武線」っとするのが、明確なのかも知れないな!?
っと悩んでいます。
なぜ悩むのか?
それは、既に「真の演武線」の言葉を使用しているので、直弟子や、拙著を読まれた読者の方々に、徒な混乱を招きたくないからです。
私が拙著「沖縄武道空手の極意」を世に問うた時・・・。
読者の皆さまのお蔭で、沖縄空手ブームが興り、ナイファンチの形が再認識されました。
そのアティーファー(当法)の、業・技。
武術的心身動作の一つである「ガマク」、「チンクチ」、そして「ムチミ」なども言葉も流行しました。
ホントウに、有難いことです!
ありがとうございます!
でも・・・。当然かもしれませんが・・・。
言葉だけが独り歩きして、その全てが明後日の方角を観て、練習し・議論している状態です。
ですから、チャンと言葉に定義づけをして、かつ日本においける直弟子限定のオンライン稽古会などで、二次元ながらも解説・伝授していく心算です。
でも、まぁ~、もう定義も、定理も、そして自分なりには数式させ確立しているので、チャランポランな私としては・・・。単純に・・・。
あとは、名前つけるだけやん!
っと、割り切っています。