漢方の安神薬・不眠症
2016.12.22 09:50
漢方薬に使われる生薬の分類に「安神薬」がある。
心蔵神、主神明、為精神思惟活動的所在。
肝蔵魂、主疏泄、如肝気欝結、失于疏泄、也可影響神志活動、
故安神薬物主要帰心、肝二経。
安神薬は、
主に心と肝の働きを改善することで健康的精神活動へと導く。
心・肝の働きを改善するために、
脾、肺、腎に帰経する生薬も多い。
代表的な生薬に、
*酸棗仁 さねぶとなつめの成熟種子 心肝の血を補う
*遠志 いとひめはぎの根 肺心を開竅し心を落ち着かせる(寧心)
*霊芝 さるのこしかけ 心肝肺に働き気血を補い不安を緩和する
*紫石英 紫水晶 心肝肺腎に働は不妊症などにも服用する
まだまだたくさんありますが、
どんなに良い薬も、
体質に合ったものを選ばなければ、
いくら服用しても効果は得られません。
反って悪くなったり、思わぬ症状が現れたりすることがあります。
副作用と思われたりするような症状は、
体質に合っていない場合がほとんどでしょう。
しっかり体質に合った漢方薬や生薬を選ぶことが大切です。
ご相談ください。