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バイクだらけの東洋のパリ

2016.12.22 23:34

東洋のパリこと、ホーチミンまで、羽田空港から、深夜便で約6時間のフライト。

ホントは、シンガポールに行きたかったけれど、ツアーに空きがなく、たまたま格安なのに、グレードの高いホテルに泊まれる、ホーチミンのツアーがオススメで出て来た。食べ物が安くて美味しい、フランスのような雰囲気もあるというので、キャンセル待ちでエントリーしたところ、運よく行ける事となった。

旅立つ前日にガイドブックを購入。以前からベトナム刺繍が好きだったので、手刺繍が施されたものみて、フォーが食べらたらいい。ギッシリ見学するイメージではなかった。

友人から、とにかくバイクが多いから、気をつけて!と忠告された。


到着し、迎えの車を待っている時、1人の日本人男性に声をかけられた。

「バックは、しっかり抱えた方がいいですよ」と。無防備にチャックを開けていた。

「ありがとうございます」と返すと、「いい所なのですが、最近はひったくりも増えているんですよ」と。

「気をつけます。こちらに住んでいらっしゃるんですか?」と聞くと、会社を経営していると。「お仕事ですか?」と聞き返され

「いえいえ、夫と旅行です」と答えた。昔取った杵柄というか、本能というか、社長というからには、

「お名刺頂戴できますか?」と、さっくり、名刺交換をした。そう、わたし、フリーランスのライターでもあるので、名刺持っているんです。

「本当に困った事があったらご連絡下さい」と言われ名刺を頂いた。頼れるかもしれない現地在住の方に会え、取り立てて不安はなかったけれど、安心した。


さて、一路ホテルへ。

友人からの忠告の意図することを現実として知った。

バイクが半端じゃない!その上、我先にとみなクラクションを鳴らす。車線お構いなし、すきあらば抜けて行く。そして、信号の数が少ない。だから、信号待ちはイラっとするのか、みな、フライング。でも、ネイティヴ歩行者はバイクの間をすり抜け、こちら側からしたら、命懸けに見えるけれど、恐れる事などなく渡って行く。慣れ、そして文化だと実感した。また、子どもを学校へ保護者が送迎しなければならないため、朝と夕方は、バイクの前後に子どもが乗っている。ヘルメットを装着し、ど派手なマスクをしている。授業開始が7時と早い。学校の校門の辺りには、屋台があり、そこで朝食を食べさせている様子もちらほら伺えた。めちゃくちゃ効率いいじゃん! と思いながらも、せわしない文化の背景を垣間見た。


圧倒されて、ホテルに到着。わたしたちが宿泊する日航ホテルは、アーリーチェックインができた。他のホテルは午後まで入れないようだった。

客室は、広々とし、優雅としか言いようがない程で、分不相応……。脅威の交通状況の疲れが一気に癒された。荷物を整理し、ガイドブックの中から、見学地点を決めた。まずは、近場のスーパーで相場感を得ようということに。街に慣れるため、徒歩で行く事にした。


ホテルから一歩外にでると、歩道になっている。が、バイクが向かってくる。

「おまえ、逆送やんけー」と夫が関西弁でまくし立てても、全く意味なし。交通規範?あーあったかもね?位の感じで飛ばしてくる。

「歩道を」一列であるかないとひかれる危機感。生まれ始めて感じた。常に夫の後に続く。夫は、ランニングバックだったため、進む道を見つけるのは、本能的に上手い。その夫について行くことが結構大変だった。遅れると死ぬかもしれない怖さ。その上全く鳴り止まないクラクション。「歩く」ということにこれだけストレスがかかるとは思わなかった。


緊張感と、暑さで汗だくになり、目的地に到着。ドンコイ市場。ホーチミンの観光名所でもあり、激安でモノを売っている。圧倒されながら市場をぐるり。取り立ててほしいものが見つからなかったが、ベトナムコーヒーを営業するおねえさんが、日本語が流暢で、コミュニケーション取りやすかったので、スティックコーヒーを自宅用に購入。


疲労。空腹。市場をでて、こぎれいなお店で休憩。ガイドブックに載っていた食べ物を注文。エネルギーチャージ代金、二人分、計、日本円にして税込み700円。チップなし。アメリカの半額……。国家の経済力は、地元のお店に縮約させれるのかもしれない。


さて、明日はどうなるのか???