英国のTPP加入に向けた交渉開始に経団連等が歓迎

【経済報道】　経団連（会長：十倉雅和）並びに英・産業連盟等の七団体は、令和三年六月二日に『英国のＣＰ　ＴＰＰ（環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定、ＴＰＰ１１）加入交渉の開始に当たって』を公表した。

日英以外は豪・産業グループ、加・商工会議所、メキシコ国際企業連盟、シンガポール経団連とベトナム商工会議所。

我々、日本、英国、オーストラリア、カナダ、メキシコ、シンガポール及びベトナムの経済団体は、英国の環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定（ＣＰ　ＴＰＰ）加入交渉の開始を歓迎する。

英国が、質が高く、包括的且つ野心的な協定であるＣＰ　ＴＰＰへの加入要請を正式に行った事は、同国の自由で開かれた貿易へのコミットメントを示すものである。また、これはルールに基づく多角的貿易体制を一層強化していく事へのコミットメントの表明でもある。

我々は、加入交渉が迅速に進められる事を期待する。同時に、経済界は、参加国の拡大に当たり、協定に定められた高い野心を犠牲にしない事が重要であると考える。

我々は、二十一世紀の画期的合意と位置付けるＣＰ　ＴＰＰの進化・拡大に向け、各国政府と共に力を合わせる用意がある。

（了）