コロナ禍の法要について
コロナ禍の法事をどうすれば良いか。そういったご相談をいただいて、もう1年以上が過ぎようとしています。かつてのように大勢で和やかな会食をしてお酒を酌み交わす、そんな光景はもう見られなくなってしまいました。寂しいものですね。
安洞院では昨年の4月より、
①書留や振り込みによる代行での供養(希望の場合は墓参も代行)
②墓前での法要(屋外で密を避けるため)
の臨時対応をしてきましたが、昨年秋からは本堂での法要も件数を減らし、席数を調整して行っております。従来1時間に2件の時間枠で取っていた予約は、現在1時間1件。換気と清掃、アルコールでの消毒を行なって次の方を迎えています。控室は使用せず、飲食やお茶の接待も行わず、本堂に直接お入りいただく形です。
それでは、本堂での法要の具体的な順序などをご案内します。
本堂の入り口の看板に従い、階段を上がって下足を脱いでいただきます。
左手の下足置きをご利用のうえ、手指の消毒を行い、正面から入場します。
車椅子の方は別途スロープからご案内します。
本堂に入場後は、検温をお願いしております。
大人用と、小さい子供用の2機をご用意いたしました。
本堂内はWi-Fiが利用できますので、電源タップやスマホスタンドなどご自由にお使いのうえ、ライブ配信や動画中継にも対応します。
遠方から参加できない方や、施設のiPadに動画で送りたい方など、親族の皆さんのご要望が多く設置させていただきました。住職の読経も撮影OKですが、あまりに至近距離ですと動揺しますので出来れば遠目でお願いしたいところです。(汗)
席数は以前の半分ほどに減らしています。また境内各所の出入り口、全てのトイレには非接触型のアルコール消毒をご用意しております。お参りの皆様の安心と安全を第一にお迎えしております。
安洞院では現在のところ、住職含む職員の感染や濃厚接触者に該当するなどの履歴はございません。幸い、檀信徒の方の感染による死亡も報告されておりませんが、知人や親族が感染したので法要を中止にせざるを得ないという声は数件ございました。
法要は大切な人生の節目です。
飲食はできなくとも、本堂の空間で静かに手を合わせる機会だけはなんとか維持していきたいと考えております。
あまりに大人数の法要などについてはお受け出来ない場合もありますが、ご不安な点やご不明な点があればいつでもお問い合わせください。