下地の大切さが身に沁みる
こんにちは。住まいのおせっかい家です。
我が家の外壁塗装がどんどん進んでいます。
判断を任せた植木部分も、うまく避けながら塗装してもらいました。
今回は、道路と反対側の外壁塗装を体験させてもらいました。
お客様に説明するにしても、工事を自分でやってみないとどこが大切なポイントなのか分からないので、工事前からリクエストしていたのです。
まさか、お客様の家で試してみることは出来ないので、我が家が格好の実験台。
それでも、ご近所に迷惑にならない場所ということで、道路と反対側の塗装に挑戦。
まずはマスキングテープを使って養生。
自分で室内の壁を塗ったり、玄関を漆喰にしたり、それなりにDIYをしているおせっかい家でも、これが一番重要と実感しています。
ピンと張って真っ直ぐに貼るコツを教えてもらいましたが、悪戦苦闘。
これをさっさとこなすツボイ塗工のお二人の姿には憧れの気持ちになります。
養生剥がしは体験したので、その重要さは身に沁みてます。ピシっと真っ直ぐなラインが出るのも大事。
もちろん、余計な部分を塗らないで済むようにするのが目的ですが、窓周りは開け閉め出来るように工夫したり養生ひとつ取っても奥が深い。
また床に敷いたシートがめくれないようにしっかりとめるのも、安全のために大事な役目ですね。モノを持って狭い足場を移動するのですから、養生がめくれて足が引っかかるのは大惨事に繋がります。
もうこの段階でヘトヘトでしたが、塗装も体験させてもらいました。
ツボイ塗工さんは4度塗りが基本
1.シーラー塗り
外壁と塗料の接着をよくするために塗る白い塗料。
自分で玄関の壁を漆喰塗りする時に下地がベニヤの場合は、塗りました。
その時使ったのは透明なもので、ベニヤからのアク抜きが目的。
今回は、塗料が外壁にうまく吸着するように下地を整える作業。
白い塗料が塗って少し経つと、透明に変わってしまうんです。木工用ボンドみたいな雰囲気。
これを水などで薄めたりしないでそのまま塗る。結構しっかりめに。
粘着力があるので、ローラーにいっぱいつけると転がすのも重いです。
透明になってしまうからこそ、素人目には違いが分からない作業ですね。
2.下地調整
今度は、ホイップクリームのような柔らかい白い塗料を塗っていきます。
これがダマになって乾いてしまうとでこぼこしてしまうので、ぼてっとならず、しかも伸ばし過ぎないようにたっぷりと塗りこんでいきます。
小さい外壁に出来たクラックは、この下地調整材で吸収出来ちゃうそうです。
だからこそ、外壁のでこぼこにもしっかり密着するように塗装するのが大事。
建物に対する愛情がないと、この作業もさっと済ませてしまいがちかもしれません。
上に仕上げ材を塗ってしまえば分からない部分だからです。
手作業だからこそ、職人さんの想いがのってしまうなぁと改めて実感。
3.仕上げ材塗装(1回目)
これは楽しい作業ですね。
どんどん色がついて変わっていくのを実感出来ますから。
我が家の外壁カラーは、ツボイさんがサンプルとして塗ってきてくれたものを見て決めました。
屋根を遮熱断熱塗料にするので、特注のカラーにしたので、必然的に外壁も2種類くらいに決まって来る感じです。
明るめのクリーム色の外壁にして、バルコニー部分をワンポイントにグリーンを取り入れて見たのです。
このクリーム色が、また美味しそうなマットな色でかわいいのに品があっていい感じ。
仕上げ材塗装はワクワクしてきて楽しいですね。
4.仕上げ材塗装(2回目)
1回目が乾いていないので、これは体験出来ませんでした。でも、2回塗るとしっかりとした質感に変わって色もしっくり馴染んでいます。
ここまでの工程を、ドア2枚分もないくらいの場所を塗らせてもらいましたが、ヘトヘトです。
ローラーも小さいものを用意してもらったけれど、右手がだる〜く重くなってます。
そんなに暑さ本番でもない時間なのに、これだけぐったりするって、本当に大変ですね。
職人さんの仕事に対して尊敬の気持ちが高まりました。貴重な体験をさせてもらい、どんだけ丁寧に気持ちを込めて仕事をしているのかに納得。
改めて頑張っている職人さんを応援したい気持ちが高まりましたよ。