家財道具の評価と家財保険
1家財とは、何か?
家財とは、生活上で使用する動産を言います。
・家財道具には、どのようなものがあるのか?
家財道具には、家電製品・衣料品・自転車・125㏄以内のバイク・仏壇・ソファーなどの椅子机・書画骨董品・宝石貴金属類・電話債券・ピアノ等楽器など。
・家財道具の価値は?
書画骨董、宝石貴金属やピアノ、高級仏壇・家具などは、その価格が中古品であっても、後々購入価格以上の値段がつけられることはあります。
・財産的価値からする評価?
①中古としての値段(=課税時の購入相当額)で評価する ②新品購入価格から減価償却した分を差し引いた額
の二通りがあります。
ただ、宝石貴金属類やピアノ・骨とう品など一点ものの高級家具は、其々の評価額、すなわち専門官邸による評価が必要となります。
そして、テレビ・箪笥など家具として一般にあるものは、総合的に把握して全部でいくらと言う形での評価になるのが、普通だと言う事です。
着物なども同じです。子供や孫が使えるならいいのですが、そのままで、年数がたつと、いくら大島とか泥大島と言う着物でも価値が無くなります。又、着ること自体があまりにも少なく、七五三・成人式・学校の卒業式・お茶お花の会などに着るだけで、買う必要がなく、レンタル着物が多い事になります。
需要と言うものが無いので、いくら購入当時は高額であり、保存状態が良くても、売価が無いと言う事です。
2 保険
家屋に掛ける火災保険と同時に掛けるものに、この家財保険があります。
上述の様な、高級家具や書画骨董・宝石貴金属類がある時は、それに保険を掛けたほうが、賢明である事は誰しも想像するところです。
しかし、30年40年も過ぎたころには、個別に価値がない物(=貴金属類や書画骨董、高級ピアノの様にそれぞれがいつまでも市場に出しても高値で売買されるような価値があるもの以外)は、古物回収業者に引き取ってもらっても、100分の1の価値もないほどになっています。実際引き取ってもらってみるとよくわかります。
ですから、特別なものでない限り、家財保険に入る事も意味のなくなると言う事にもなっていると言う事です。
今まで、家財保険に入っていて、満期が来たからと言って、継続するかどうかは、ちょっと考えて見る必要があります。
ましてや、昨今は、タンスや棚などは個別のものは、引っ越すときにも、運ぶにも大変である事や、新居でのサイズに合わない事も有り、購入することが減少しています。
今の家は、作り付け家具が多くなってきています。
作り付けなら、保険を掛けると言う意識は無くなるでしょう。