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更年期による眩暈

2021.06.04 22:45

眩暈もホントに様々です。フワフワする眩暈もあればグルグル回る眩暈もあります。首や肩の緊張からくる眩暈もあれば、下半身の問題からくる眩暈もあります。 

血圧も高くなり、フワフワ感があり、調子が悪いという言う方でした。詳しい検査をしていないのでわかりませんが、左の子宮、卵巣の問題が強くでていました。 


下腹部も脹りがあり、足も左は内転屈曲ができにくく、閉眼時に左足で立つとかなりふらつきます。閉眼で片足立ちは、普通の人でもなかなかできない人も多いのですが、調整するとしっかり立てる感じになりました。 

左卵巣に熱反応があり、これが元で左股関節が屈曲内転できない状態になっています。つまり左の下腹部が腫れたことでストッパーのような役割をして股関節内転屈曲ができにくくなっていると解釈できます。 

無理やりやろうとすると膝から下の足が外に出ようとして捻れを作ってしまいます。代償運動が起こってしまいます。もちろん、本人は全く気づいていません。この状態が続くと、腰から胸を通って首の緊張が起こりやすくなり、フワフワ感の眩暈につながっていくようです。そんな人は沢山いるので、幻暈は誰しも起こる可能性のある症状と言えば症状です。


まずは、閉眼片足立ちが安定することと、股関節内転屈曲が正しく行えるかどうかを指標にしました。 結論としては、子宮、卵巣の熱反応が消失すると、どちらもできるようになり、本人も立ち方が変わったことを自覚しました。 当然、下腹部の緊張は緩みます。

よく観察していくと大腸のS状結腸から直腸あたりにも反応があり小腸の下部にも熱反応はあります。これでは免疫も低下し、感染症も起こしやすくなります。座骨神経の周囲にも影響しているみたいなので、腰痛も起こしやすくなっていると考えられます。


ただ、これが直接眩暈に影響しているかというと、ちょっと疑問が残ります。熱の反応が首や頭にまでは到達していなかったからです。つまり一つのグループでつながっている訳ではないという感じでした。 

しかし、肺を介して、上部の首の神経系に影響しているようでした。たぶん、これが側頭葉から小脳テントあたりに影響し、小脳にも熱がこもった状態になって眩暈が起こっていた可能性があります。つまり、引き金は下腹部にありますが、直接的な原因は肺の熱反応が関係しているのではないかと推察しました。 

これはあくまでも推察ですが、順番として、下腹部の緊張をなくすというのが先で、それによって起こった肺の熱反応を消失させることで改善できる道筋がついてくるのではないかと言うことです。 

推測なので絶対ではありません。

しかし、そこを調整すると指標に変化が起こったということは紛れもない事実です。それが一番大事です。