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『十津川街道』:司馬遼太郎 街道をゆく12

2016.12.24 05:47

司馬遼太郎の『街道をゆく』シリーズの12巻目『十津川街道』読了。


日本には陸続きの国境が無い。追われた時、逃げるには山奥しかない。

奈良県の十津川村は、そんな中央からの逃げ場だった。

そしてお米も取れない山奥で年貢の免除を普請するために、大坂の陣では徳川方に着き、幕末では京都御所の護衛を務める。

そんな山奥の民の生き方、普通の歴史ではほとんど語られないヤマトの歴史。

ものすごくおもしろい。