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本宿さんに選曲してもらいました。

2021.06.04 15:20

展示会場で流す音楽を 本宿圭太さんに選んでもらいました。
今日、すばらしいプレイリストが出来上がってきました。本当に頼んでよかったです!

今回の展示では、「夏の旅」をテーマに描いていますが、それに合ったいい音楽を会場で流したくて、ふと考えました。

自分でプレイリストをつくるよりも、本宿くんに頼んだ方が、きっといい空間になるんじゃないか と。 で、ゴールデンウイーク前に、彼にお願いをし、引き受けてもらいました。



昼用と夜用 ふたつのリスト

今回、なんと、昼用と夜用の ふたつのリストを作ってもらいました!

//下記から聞くことができます。

この 昼のリストは

「 何度も聴き返して手直しし、時間かけました。 

とのことで、かなり試行錯誤して作ってくれたそうです。

もうさっそく夜リストは聴きましたが、昼リストはあした昼になるまでがまんします!



本人の談を掲載します

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いずれも、音楽が主役にならない感じ、風通しのいいやつにしたつもりです。


夜用は、せつさんが好きそうな いつもの感じです笑 

10分くらいで出来ました笑  陽が傾くくらいからかけるといいと思います。


昼用は、渾身のオススメです笑  

単に昼の爽やかな感じではなく、以前読んだせつさんの旅行中のテキストの内省感 ※1 から、

ジミヘンの「風の中のマリー」が浮かび、そこからドアーズ、フロイドとつながった感じです。

「 目的がある旅行 < 旅行が目的 」の感覚… 移動するときの心情、ロードムービー感というか。

日中の暑い時にハマると思います。


作ってていくつか発見があって楽しい作業でした。展示とフィットするとうれしいです。

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※1 旅行中のテキストの内省感 

青山BOOK246での初個展で、旅のスクラップブックの実物を展示。

本宿さんは、このブックに せつが書いた(恥ずかしい)文章を、熟読。




本宿さんに選曲を頼んだ理由

彼のDJは、どこかエスプリがあって、曲をかける場所や時間、そこにいる人の雰囲気を反映してプレイするので、とても心地いいのです。 以前、代々木八幡のカフェでの個展で、彼にDJしてもらったのですが、居合わせたお客さんから「すごくいいですね」と声をかけられるほどでした。

本宿さんのプレイリストは「場を観察して、イメージ持って構築する」って感じがします。単なる「選曲」ではなく、プレイリスト自体が 彼の作品なのだと思います。

だからお願いしました。


そして、もう一つ 理由がありました。

今回は、少し「重ねられた感じ」の演出にしたかったのです。はじめて聴くのに、どこか懐かしい既視感があるような雰囲気。

自分で曲を選ぶと、おそらく旅の途中で聴いた音楽や、旅先で出会った音楽をかけていたと思うのですが、そうすると「そのまんま」すぎるな と。(実際、年末の展示のときは、旅行中に聴いていたクリスマスソングをかけていました。)

ぼくは「美化される記憶、曖昧になる記憶、上書きされていく記憶、そういうものこそがリアル」というテーマで、作品を作っています。

本宿くんのフィルターが加わることで、新しい「旅の記憶」が生まれるんじゃないか?という期待は、彼のプレイリストで、まさに実現されそうです!


ぽんしゅく、ほんとうにありがとう!!




Keita Motoshuku

本宿圭太 

札幌在住。独自の感覚で 心地いい空気を作るDJ。音楽はもちろん、美術、文学、仏像などあらゆるアートやカルチャーに造詣が深く、選曲と無関係ではないと思う。

旧ニフティ時代のせつの同僚。ユニークで惹きつけられる文章を書くウェブディレクターの後、ポータルサイト「@nifty」トップページ編集長などを務めた。