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その日ばかりの野鳥観察

成功と失敗(クロサギ)

2021.06.04 20:42

6月上旬の事です。

潮の引いた海岸で、逆光の中にクロサギを見つけました。



4月下旬にも同じ場所でクロサギに出会いました。

その時と同様に、歩き回って狩りをしていました。



岩場はムラサキイガイがビッシリと覆っています。

浅瀬にある海藻の中から、細長い魚(ギンポ?)を捕まえました。

ここには潮だまりが多く、日中はカニ類・ハゼ類・ギンポ類などを捕まえる子供達で賑わいます。

早朝の時間帯は、クロサギ等の野鳥がその場所を独占しています。



魚も必死に動いて抵抗しますが、クロサギは魚の頭を咥え、魚が弱るのを待っているようです。



下に落としましたが、陸地に移動しているため、魚は逃げられません。

この後、再び魚を捕らえ一気に飲み込みました。

飲み込んだ後は、必ず水で喉を潤しているように見えます。

食道から胃に獲物を流し込むためなのかもしれません。



クロサギに限らず、サギ類は狩りが上手いと思います。

そんなに時も経たないうちに、別の小魚を捕まえました。

陸地に移動して、飲み込もうとします。



再び魚を落としてしまいましたが、今回も岩場の上です。

しかし、前回と違い、打ち寄せた波に獲物をさらわれてしまいました。

この狩りは失敗です。



一連の経緯をみていたので、この横顔は寂しそうにも悔しそうにも見えます。

動きのある野鳥を観察するのは、とても楽しいです。