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F.Chopin、パリのサンドの部屋のカーテンを閉めるショパン、ふたりを取り持つ水仙の花たちが終わりを告げる

2021.06.05 22:00

ルドヴィカへの長い長い書簡を書いている間にノアンに居るサンドから届いた書簡(現存しない)の返事をショパンは直ぐに書いていた。

サンドはノアンで部屋の模様替えなどして楽しくやっていることや村の様子を書いて来たのであろう。

「朗報ありがとうございます。私はあなたの書簡をモーリスに渡しました。

私も元気です。パリのアパルトマンのあなたの部屋にあるすべてはあなたが残して行ったままになっています。

小さな庭のスミレ、ラッパスイセンと水仙の花はもう見頃が終わりました。

あなたの花を部屋へ移し、あなたの部屋のカーテンを降ろしておきました。それだけです。あなたは、しっかりと陽気に自分の面倒を見て、そして、何かあったら私に数行の書簡を送ってください。

 時間がある時に書簡を送ってください。

あなたの様子を伝えてください。

 敬具

あなたの献身的なショパン

 若い人たちによろしく。」

ショパンはサンドに頼まれたようにパリのサンドの部屋に面した小さな庭にある水仙達の世話をした。サンドは部屋のカーテンを閉め忘れたことを思い出して、ショパンに閉めておくように頼んだ。ショパンはサンドの部屋の物には触っていないことをサンドに伝えた。

サンドより娘のソランジュが心配なショパンは、ソランジュの婚約破断騒ぎの後、サンド一家に何が起きるか検討が付いていた。

ショパンはサンド一家と本当の家族ではない、だから、ショパンはそれ以上サンド一家のことは放っておけばよさそうなものだが、

ショパンは放っておけなかた。

サンドに何かあったら連絡してくるように伝えた。

ショパンが案じていたことは的中するのか、

サンド一家の崩壊劇はそこまでやって来ていた。




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19世期ショパンの生きた頃に既に花言葉はありました。フランスでは 1810 年から 1850 年、イギリスでは1820 年から1880年

アメリカでは 1830 年から 1850 年に流行しました。


✳︎ラッパ水仙(黄色い水仙の花)

報われぬ恋

もう一度愛してほしい

私のもとへ帰って



✳︎水仙

自己愛・うぬぼれ・自尊心・気高さ


これらの花言葉はギリシャ神話が由来してる

と言われています。

そのストーリーは、

ある村に住むナルキッソスという名前の美少年のストーリーでした。

 彼は自分の美貌に自信がありました。

彼は村の女性にモテて、自惚れ屋で自信過剰なため、ナルキッソスは自分からは人を愛することがありませんでした。

 ある時、森の妖精エコーがナルキッソスに一目惚れをしました。エコーはナルキッソスに声をかけましたがナルキッソスの言葉を繰り返すことしかできなかった妖精エコーはナルキッソスに罵られ振られてしまいます。

 エコーはショックで肉体を失い、声だけの存在になってしまいます。

復讐の女神ネメシスは、純粋なエコーを踏みにじったナルキッソスを許しませんでした。

「人を愛せないものは自分自身を愛していろ」と呪いをかけました。

するとナルキッソスは泉に映った自分の姿だけを愛しました。

 彼は、自己愛の苦しみから、食事が食べられてなくなり夜も眠れなくなり徐々に衰弱していきました。そして、とうとう彼は、

最後に一本の白いスイセンの姿になりました。