NPO法人設立2周年記念!e-Education感謝祭'16!
少し誤解を招くかもしれませんが、e-EducationというNPO団体のイベントに参加しての感想です。
▼e-Education2周年記念イベント
https://www.facebook.com/events/333887676974574/
結論、とにかく良かったです。
自分の「NPO」という団体に持つイメージが覆されました。
そもそもの前提で言うと、e-Education自体は、今年で設立から2周年のNPO団体です。
http://eedu.jp/
組織自体は5名とインターンの学生など。
バングラデシュ初のDVD予備校を設立したり、教育の届かない地域などでのDVD教育が注力事業です。
2016年は、14カ国、2000枚にDVDを配布し、1万人の生徒を輩出したとのこと。
現地の難関大学(日本でいう国立大学)への進学者も100名以上となったようで。
財務的にも、Year on Yearで3倍ずつくらい増えているようです。(VC的には4倍くらいの成長率じゃないと駄目らしいというのもびっくり。。)
僕は今後NPO・NGOなどの団体に所属したり自ら作ったり、という事は今のところ考えていません。あくまでもビジネスの対象としてとしてアフリカを捉えています。
ただ、今回のイベントでNPOも良いかも、という思いに変わりました。
それが何故かを一言でいうと、『若手の台頭』を目の当たりにしたからです。
僕の一個人としての偏ったイメージかもしれませんが、NPOってどうしてもボランティア的なイメージがありました。
「非営利団体」と掲げているだけあって、営利目的のビジネスとは関係なく、本業は別で持った人が空いた時間に関わる的な。
ただ、今日のイベントで見たe-Educationの人は違っていて、バリバリのビジネスの第一線でも活躍してそうな魅力的な人がたくさんいました。
牧浦土雅くんとか代表の三輪さんとか、普通にビジネスをしてても成果出しまくりそう。
会自体の勢いもすごかったです。他のメンバーの活躍を喜ぶ文化が醸成されているようで、各セッションの途中途中で大きな拍手と歓声。
これはショッキングでした。
ある種、サイバーエージェントのような組織の上手い作り方が既に出来上がってきているようなイメージです。これからの途上国にまつわるイベントやビジネス、NPO・NGOなどはこうであるべきだと思いました。
次世代にとって彼らはロールモデルになるだろうし、ああして活躍している人間に光が当たる世界があれば、次の若手世代もどんどん参加したくなるはずです。
以下はちょっと別文脈で、イベントでのパネリストの話で気になった点について。
聞いていて新しい発見があり面白かったです。
Speaker『ミス・インターナショナル選出の筒井さん』
・フィリピンは街を挙げてミスコンを後押しするような風土があり、優勝賞金が非課税になったり、ドゥテルテ大統領が表敬訪問してきたり
・フィリピンの女性の管理職の比率は47%で、日本の11%に比べて圧倒的に高い
・国のほぼ90%はカトリックで、中絶を禁止されているので、女性は産むしか無いのだが、1日200円くらいでベビーシッターが雇えるようなライフラインが確保されてたりする
・政治家も副大統領が女性だったり、女性の活躍の場がとても増えている
Speaker『バングラデシュ現地コーディネーターのモミンさん』
・バングラデシュの地方ではそもそも教育に関心が無かったり、早期結婚だったりという課題がある
・そもそも、女の子が教育を受けることに対する理解が少ないと言った課題がある
印象的だったのは、やはり女性の活躍について。
過去に別のイベントも参加しましたが、やはり課題感は変わらない様子。
でも、そんな中でフィリピンの事例は凄いなと思いました。