ストリートから世界へ その15
2021.06.06 03:35
車の中で話した、雨が冷たく振っていた。
お互い思うことはあると思うが、生活の為音楽が出来ない。
海江田君は実家の仕事をはじめて、
俺はアルバイトに明け暮れる。
演奏前に少し話して、ライブに望む
太くつながっていたはずの心が、今にも切れてしまいそうな細い糸でつながってる状態だった。
無舞はブームに乗り駆け上がった、世の中は和柄ブームで和柄のTシャツやデニムなど流行ってたね
和が俺たちをつなげて、世の中に引っ張り上げて乗せてくれたんだ。
でもブームは去る
お互いの生活や時間がアーティストの心をむしばんでしまった。
このへんでおわりにしよう、、、。
解散の話が名古屋の音楽メンバーたちに伝わり
無舞のラストライブがOZONで決定した。
今までかかわった人たちが着てくた。
泣けたね。
さてラストライブだ
血液のめぐるすべての末端へ
炎を燃やして、全身に伝え行く
海江田君の脳内ビートに、心拍数をねじ上げ
ユニゾン状態へ、
指先から弦に伝わり、打ち鳴らした音色は
コードラインを雷の如く激震しスピーカーへ流れ込む。
暑苦しいほどの情熱は
生命の音となり
会場にばらまかれる
命をかけてた。
2人の燃え尽きた肉体は倒れこんだ。
魂はそこにおいて
無舞決着