StartupWeekendから得られる考察(人脈編)
Startup Weekend(以下SW)で出会った友人がAdvent Calendar企画をしていたため、このタイミングで改めて考察をしてみたいと思います。
ちなみに、僕が参加した会はアフリカ起業のテーマについて。
まず、僕が考える「SWで得られるメリット」はざっくり以下の3点かと思っています。
①人脈形成
②事業のスピード感を体感
③自身の考え方の革命
②③あたりの話とか、
そもそもSWってなんぞや?
SW3日間で何が得られる?
優勝ってどうやれば?
的な話はいくらでも良記事があるので、そこらへんの考察は他記事に任せるとして、僕の記事はせっかくなので、主観と偏見だらけで①に尖らせてみたいと思います。
そもそもの前提として、「人脈」という言葉についてです。
簡単に言いますが、これの捉え方がそもそもおかしいケースが多いように感じます。
まず、名刺交換したりFacebookで繋がってる程度では人脈とは言えません。人脈とは、
メッセ一つでお金送ってくれたり
事業アイデアくれたり
すぐ会いに来てくれたり
必要な人を紹介してくれたり
要は「こいつのためならここまでやってやれる」というレベルの関係性まで行って初めて「人脈」と言えるのかと思います。
言い換えると、「自分のために○○のアクションを起こしてくれる人」とも言えるかと。
ただ、そう言った関係性は一朝一夕では築けません。
だからこそ、僕は興味がある人にはまずとことん入り込んで見ることにしています。飯行ったり飲み行ったり、その人の主催するイベントとかオフ会に参加したり家泊まったり。
対象となる人の「人生に埋没する」わけです。
また、初対面の時に気をつける事として、
・対面でFacebook申請してよいかの確認をする
・覚えてもらう(どうせたくさん申請されてるので埋もれる)
・必ず御礼のメッセする
・返事が来たらそれに対しても即レスする
と言ったことを注意しています。
そこまでフォローして築き上げて初めて人脈と呼べるわけです。
また、人脈に求める「役割」という考え方もあるかと思います。
言い換えると、「必要なカードを切り合える関係性」とも言えるかもしれません。
例えば、「○○社長と繋がりたい。Facebookの共通の友達でA君にお願いしてみよう。A君は確かBさんとランチ行ってみたいと言ってたな」ってシチュエーションです。
この場合、僕はBさんと知り合いで繋がっているので、A君にそれを打診することで○○社長とのコネクションをお願いできます。
まぁ、単純にくっそ仲良ければそんなまどろっこしい事も考える必要はないと思うんですが、ビジネスの場においては大抵がそうではありません。
そうなると、必要なのは「等価交換」の考え方。
お互いの利害(カード)が一致する必要があるわけです。
自分の持つカードは、
・事業シナジーがある
・投資対効果がよい
とか金銭的な現実性もあると思いますが、単純に、
・可愛がってもらえる(後輩力というカード)
・僕のような面白い人生(興味を惹かれるカード)
という目線ももちろんアリです。
かなり脱線しましたが、SWでの人脈の作り方についても同じです。
そもそも同じ目的を共にして一つのゴールに向かっていく過程が凄く良いと思います。
しかも3日間(54時間)を同じ会場にほぼ缶詰状態。
やり方を間違えなければ相当仲良くなれます。
ある意味、自分の会社の毎日のようにやり取りしているようなアシスタントさんとかよりも濃い関係性が産まれます。
負け惜しみ的な要素も含めて(笑)、僕は結果はどうでも良かったです。
アフリカ行きは決めていたし、事業化したいアイデアも現時点ではなかったので。
投資も自力でやるので必要ないですし。
SWアフリカの会では、まずはアフリカにまつわる人との人脈を目一杯広げたいと思っていました。
実際、このイベントから派生した関係性だけでも、
・主催のDMM会長の亀山さんとも繋がれたし
・ビットコインに超絶詳しい人を紹介してもらったり
・ケニアで家に泊めてくれる約束してもらったり
・ABEイニシアチブの学生を紹介してくれたり
・アフリカで銀行作っちゃうようなぱいせんの家に泊めてもらうほど仲良くなったり
・ギークハウスを営む方の鍋会に呼んでもらったり
・面白いコワーキングスペースに登録するまでになったり
めちゃくちゃ広がりました。
実は事前の座談会も参加していたのですが、これもとても楽しかったです。その会自体はアフリカに関係する人はあまりいなかったのですが、未だに関係性が続いています。
・シリコンバレーでアグリテックをされているCEOの方を紹介してもらったり
・優秀な学生とのランチに繋がったり
・某大手テック企業から見る目線を2時間ほど叩き込んでもらえたり
1時間の座談会だけでも相当良い出会いに繋がりました。
人間関係は資産だという話がありますが、本当にその通りだと思います。
事業をするにも「ヒト」「モノ」「カネ」のリソースが必要なわけで。
僕の元々の性格もあると思いますが、こういった出会いは今後も本当に大事にしていきたいと思います。