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自分で治る

2021.06.06 07:40

こんにちは! necco舎の はなこ です。


すっかりご無沙汰してしまいました。


我が家的にはけっこう衝撃的な事件があったり><

その後の処理とか手配とか、なんやかやで忙しかったり


私も体調不良でココロも身体も低空飛行だったりで

サボっていたのです^^;


投稿画面を開けたら

3月に書いて、下書きに入れたままになっている記事を見つけました。


うまくまとまらなかったし、長くなっちゃって

どうしようかなぁと思っていたのです。



でも、

大事だなぁと常々思っていることなので

今さらだけど長いままアップします。


ちょっと前の、3月のある日のことです。


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昨日の朝、起きて下に降りたら


いつも暗いうちから起きて

メダカの世話やら、スズメの相手やら、花壇のお世話やら

積極的に朝活に勤しんでいる夫が


「ドラがトイレに行きたそうだったから

 公園まで散歩に連れて行ったらうんちがめちゃめちゃ緩かった」と。



その後、朝散歩で1回、

私が仕事に出かけるまでに、催促されて2回。


ドラが気になって、急いで帰宅したお昼には

私の帰宅を待ち構えていたように「待ってたよ~」とぴよぴよ鳴いて、

まとわりつくようにお出迎えしてくれたので

(それでも室内では阻喪しない健気さ・涙)



「ごめんよ~、待ってたね」と言いながら


お散歩バッグだけ掴んでその足で外に出て1回。

その後、他のメンバーとのいつもの散歩で1回。



いずれも

ビャッと音がするようなゆるゆるの便を出しました。


念のために連れ出した夕方にも、やっぱりゆるい便。


寝る前のトイレ散歩では、もう出るものがなかったのか

ウンチは出ませんでしたが


夜中にもトイレの催促をされそうだな、と思っていたけど

自分のクレートで朝まで大人しく寝ていて


今朝のお散歩では、

緩めではあるけれどもそれなりに形のあるうんちが出ました。




ドラの下痢は

我が家に来て2回目?3回目?くらいではないかと思いますが


毎回、たぶん拾い食いが原因><

(落ち葉に埋もれているギンナンをたくさん食べたとか^^;)




今回は何を食べちゃったのかわからないのですが

昨日の散歩で何かもぐもぐしていたので、

ヘンなものを食べちゃったのは間違いなさそうです。


「あ~~!!」と言ったときにはもう遅く

あっという間に「ごっくん」と飲み込んでしまいました。


我が家に来てもうすぐ5年のドラですが
「落ちてるものは食べちゃダメ」ということを
なかなかうまく伝えられず><


ダメ飼い主丸出しで情けない感じだけれども
今のところは(多分これからも^^;)ドラが食べる前に阻止する作戦一択。


でも、拾い食いのスピード、速いんですよねぇ><
油断せずに歩かないと!


ま、それは別の話ですが^^




今回の下痢では

念のため、朝ごはんも夜ごはんも

お腹の負担にならないように、


でも、食いしん坊でごはんが何より大事なドラの気持ちにも配慮しながら


普段よりだいぶ少なめのお肉と、

デトックス系の野菜も少し使った煮野菜と


白米をブレンダーでガーっとペーストにしたものにしました。



そしたら、


さすが、私のケアが功を奏して下痢が早く収まりました!!

…ということではモチロンなくて><



多分、ドラが勝手に治ってくれたんだと思います^^;




ドラは強いのです。

それは多分、生まれ持った生命力で

免疫力、と呼ばれるものなんでしょう。


ドラを見ていると

自分で自分の体調を立て直す力強さがあります。


今回も、

ヘンなものが身体の中に入ってきたから出す!という

身体が持つ当たり前の機能をしっかり発揮して


出すものを出して

異物に影響されたところは自分のチカラで速やかに修復したから

治ったのです。


森先生がよく仰る「整体力」が

ちゃんと働いているんだと思います。



私がやったのは

消化に負担がかからないように

ごはんの形とか量とか材料を工夫して


催促されたときにトイレに連れて行くということだけ。

あ、食後にビオフェルミンとミヤリサンは飲ませました^^



でもドラのことだから、

普通のごはんをたくさん食べても治ったかもしれません。




犬たちを見ていて思うのは

間違いなく、持って生まれた強さとか弱さとか

そういう個体差があるということ。



ドラは、

よその人とか、小さな子どもとか、見慣れないものとかが苦手だし


今もお散歩ではへっぴり腰だったり(というより匍匐前進^^;)

思いもよらないもの(人にとっては”なんで?”と思うようなもの)に反応して

その場から全力で逃げたくなっちゃうような


俗にいう「ビビり」な子です。




でも、

そういうメンタルに影響されて身体がダメージを負うことはほとんどなくて


野良でも充分やっていけるような

生きる意欲とかチカラみたいなものを、すごく感じます。



一方、むーちゃんは

他所の人も、子どもも怖くないし


自分より大きな犬にだってガウガウしちゃう。



見慣れないものを目にして動じるということだって

全然ないんだけど


病院とかシャンプーとか、そういう自分が苦手としているものや


多分、

私たちの夫婦喧嘩とか、

誰かが落ち込んでるとか


一人っ子でいたいのに、どんどん犬が増えるとか(スマン!)

預かりっ子のテンションが高いとか…


そういうものに多分に影響されて

身体の中が調子よく動かなくなってしまうのです。




対社会では、

ドラよりもむーちゃんの方がずっと堂々としているけど

ドラはメンタルに影響されない強さがある。



生命力という意味では

多分、むーちゃんよりもドラの方が、ずっと強いんだと思います。



だからむーちゃんには

なるべくメンタルに負担をかけないような配慮が必要だし

足りない部分を補ってあげるような工夫が必要。


そこを疎かにすると、本当に病気になってしまうから。




ただ、ドラのように強い子でも、

むーちゃんのように、些細なことに影響を受ける子でも


どちらにも共通して大事だと思うのは


彼らの”自分で治る力”をできるだけ邪魔しないで、

ただサポートする、後押しするということ。



今回、ドラが下痢をしましたが

すぐに病院に行って下痢止めを処方してもらうんじゃなく


自力で治せるかどうか、

ある程度は見守るということが大事だと思うのです。




人間でも同じこと。


例えば、風邪を引いて鼻水が出たり、発熱したりするのは

身体が異物の侵入に対して反応して炎症を起こしているからですが


炎症は、当然治るためのプロセスです。



下痢だって

異物を早く身体の外に出して

早く身体を元の状態に戻そうとするから起こる反応で


そういう力(整体力)があるからこそ、

生きものは病から快復することができるんです。



もともと身体に備わっているはずの

自ら治ろうとする働きを無視して

そういう治るためのプロセスをすっ飛ばしてしまうことは


一見、よくなったように見えたとしても

その原因を中途半端に内側に押し込めることになってしまい


それが蓄積されれば、もっと重い別の疾患につながりかねません。




むーちゃんみたいな、あまり強くない子が

いつも症状を抑える薬に頼っていたら、

もっともっと弱くなってしまうと思うのです。



私がよく読んでいる免疫学の先生の本には


「せっかく治るステップなのに、

 その治癒反応である症状を全部止めてしまうのは危険」


「症状がすごく辛いから全部止めてほしいと言いすぎると、

 結果的に治癒反応を抑えることになって、やがて出口のない状況に突入してしまう」


と書いてあるのですが

すごく納得できるし大事なこと。



私はそこに線を引いて、何度も読んでしまいます。




ドラの今回の下痢も、

これが3日経っても快方に向かわなければ

脱水も体力の低下も心配だし、他の病気の可能性もあるし、


受診して、いったん下痢止めをもらう必要があるかもしれません。

(むーちゃんだったら2日続いたら受診…とか、その辺は個体差もあると思います)



症状は身体からのサインであり、

治癒へのプロセスであることは間違いないので


そこをなるべく邪魔せずに

うまくサポートするにはどうすればいいのか?ということを

個々の不調に応じて考えるということは

とても大事なことだと思います。



辛そうな様子を見ると

今すぐ薬で何とかしてあげたい、と思うのが人情ですが


一旦、「すぐ薬で押さえていいのかな」と思うことも、

また大事だと思います。


(モチロン、かかりつけの獣医師と相談したうえで

 状況によっては薬を使うことは大事なことですよ! そこは念を押しておきます!)




「ひとまず抗生剤を出しておきましょう」と言われたら

(”ひとまず”抗生剤を出したい先生、いっぱいいる気がします><)


本当にそれが必要なのか、とことん獣医師に確認して

自分が納得して使うことが大事だと思います。



よかれと思ってやろうとしていることが

実はこの子の生命力を削ぐことにならないか?


なにかあるたびごとに、これからもずっと考え続けたいと思います。



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