二龍の巣立ち
二龍号、巣立ちました。
甲斐犬歴約60年の日頃より大変お世話になっております大先輩から、知人が甲斐犬を探している、犬を世話して貰えないか、との御依頼でした。
現在犬舎にお譲りできる子犬がおりませんでしたので少し成長した犬でも良ければと言う事で飼い主様には遠いところ3時間以上掛けてお越し頂きました。
お話を伺うと甲斐犬の飼育経験が大凡16年有ると言う事で、飼い主様はご存知無かったようでしたが、先代の甲斐犬は昭和40年代の、とある犬から系統保存されている系統犬で、大変珍しいケースだと思います。
祖犬を先祖に持つ犬は現在でも沢山おりますが、祖犬の系統保存された血統は極少数しか外へは出ておりません。
甲斐犬の飼育経験者の方で大きな心配は無いと思っておりましたが、初対面での二龍の反応も良く、法令等の説明事項もしっかりと聞いて頂き、優しい御家族で二龍も可愛がって貰えると思いお譲りする事にしました。
二龍は子犬の頃からお守りをして貰っていた降龍と特に仲良く、普段から元気いっぱいの甘ったれでしたが、他人に対しても飼い主が友好的に接すれば温厚で、飼い主がいない時は番犬の役割もしっかりと出来ます。
出発前に降龍と運動場で遊んでから巣立って行きました。
東京にいた頃、仕事が終わって全ての犬の管理を終えてから、毎晩深夜に二龍を連れて個別に訓練をした事を思い出します。
二龍、うちに生まれてきてくれてありがとう。
新しい家族の言う事をよく聞いて、仲良くし沢山可愛がって貰え、幸せな一生を送れよ。
飼い主御家族様、当犬舎の犬を迎えて頂きありがとうございました。
末永く可愛がってやって下さい。
二龍を宜しくお願い致します。
またいつでも秩父へ遊びにいらして下さい。
お待ちしております。
出発前に記念撮影
(写真の掲載は許可を頂いております)