F.Chopin、サンドはショパンに◯◯を持っていた、ショパンを看病したのはドラクロア、その時グレーゾーンのグシマーワは
ドラクロアのスケッチからショパンの横顔
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ロゼールへ口裏合わせの書簡を送ったサンドは、その4日後にドラクロアからショパンの容態が回復した知らせを受けていた。
パリではショパンをマルリアニ夫人とドラクロアが世話をしていた。ドラクロアから書簡を読んだサンドはグシマーワへ自分を弁明する書簡を書いて送っていた。
今さらショパンをノアンへ連れて来たいなどと、サンドは本心ではない言葉をずらずら並びたてて書いた。ソランジュの結婚も本人が喜んでいるとか、相手のクレサンジュのことも嘘ばかり書いたサンドだ。
そして、ショパンのことは自分の作曲
と詩の世界観以外のものや自分以外の人は全く受け入れない身勝手な男で、だから、自分の家族のことにショパンから口出しされたくないなどと書いたサンド。
もし、ショパンが本当に身勝手な男だったのならば、もっと早い段階でサンド一家を捨てていたことだろう。
サンドは自分の言っていることの矛盾に気がつかない哀れな女だ。
ソランジュの結婚がサンドの陰謀と世間にバレるのがサンドは怖いのか、グシマーワへのサンドの弁明は長々と続いた。
しかも、サンドは「もしもショパンの言いなりに自分がなっていたらショパンを◯していただろう」と過激な発言をグシマーワへしたのだ。正気とは思えないサンドだ。
サンドはショパンの言いなりにならなくともショパンに◯◯があったとしか思えない。
愛が憎しみに変わるとはこのことか、いや、サンドはショパンを最初から愛していなかったのだ。サンドが愛していたのは自分自身なのだ。だから娘ソランジュにも愛を与えることが出来なかったサンドなのだ。
そして、サンドは、グシマーワへの書簡に、
ショパンが信用してきたグートマンにまで自分の弁明書を渡すように指図したサンド。最後にはこの書簡を読んだら処分することまでグシマーワに指示したサンドであった。
ショパンに対してグレーなグシマーワだったが、このサンドの書簡が現存するということはサンドの指示にグシマーワは全部は従わなかった。
グレーゾーンのグシマーワ、どっち付かずだったのか、サンドよりもショパンと長い付き合いの友人グシマーワ、ショパンがサンドが主張するような人間性でないことは少なくともサンドよりは知っている。グシマーワはショパンとの友情とサンドからの指図の間で
揺れていた。