シンガポール歴史散歩@Cantonment road
2021.06.14 01:50
カントメントとは民兵に割り当てられた宿泊施設または兵舎の事。
ラッフルズはヨーロッパの軍事駐屯地内で雇用されたインディアン兵士の兵舎としてこの地域を選び、彼らはシンガポールに同行し、滞在するように求められたと言う。
1824年から1858年の間イギリス軍がここを「駐屯地」とした時の道路の名前だそう。
私はてっきり、中国語で書いてある広東民の意味だと思っていたけれど、よく考えれば広東はGuangdongと発音するものね・・・・
広東語ではこの道を”Ba suo wei”または”Pa so bue”と呼んでいて、End of Bukit Pasohの意味。
カントメント ロードにある美しいショップハウスの列はニール ロードとニュー ブリッジ ロードの間、ブキットパソ ロードに隣接する部分に残っているだけ。
この通りで興味深いのは53番地。1912年に設立され、元々はアルメニア通りにあった統一中国図書館の一部分。
入り口の上にある木製の看板には孫文のオリジナルの書が描かれているそうで、伝えられた話によると、この看板は日本統治時代に市場で裏面をまな板として使っていた為に日本軍に見つからずに保存されていたとか・・・・
このカントンメント通りにはシンガポール最古のHDB跡地に建てられたピナクル @ダクストンもあって、その対比も面白い。