記 録 突 破 の 不 思 議
2021.06.07 08:59
1985年の女子マラソンの世界記録。
2:21:06(イングリッド・クリスチャンセン)
そこから16年の歳月をかけて
2:20:43(テグラ・ロルーペ・1999年)
が世界記録を出し
人類はマラソンを23秒だけ早く走れるようになりました。
ただ、42.195kmもの長い距離があるにもかかわらず...
16年もの間、一流選手たちが記録に挑みつづけているにもかかわらず、たった23秒しか縮められていない。。。
この時に言われていたこと
「 女子がマラソンで2時間20分を切るのは無理ではないか」
ということ。
つまり
「2時間20分が人類の限界」
なのではないか。
しかしその後、日本の高橋尚子選手が
2:19:46
という不可能と言われた20分切りをすると
20分切りする選手がポコポコ出てきました。
現在の世界記録は2時間15分を切っています。
不可能を突破する人が一人出ると
後の人が同じことをやるのは楽になる。
そんな例はスポーツの世界ではよく聞きますが、一般社会でも同じようなことはあります。
同時に次のことも考えることができます。
何人もの選手がそこに挑んでいった積み上げの先に
高橋尚子選手の記録の突破があった。
みんなで叩き続けていた壁がとうとう
「壊れたぞー!!」
と、ドドドドと雪崩れ込むようなイメージができます。
挑戦自体の価値が大きい。
結果を求めてやるものではあるのですが
結果はさておき、目の前の課題に全力で挑んでいきたいものです。
matsuo