イスラエル大手資源開発企業デレク・ドリリングは資源開発に本格着手へ
イスラエル大手資源開発企業デレク・ドリリングは、資源開発事業を本格スタートさせた。
イスラエルが所有している東地中海のガス田は「リバイアサン」、「タイタン」、「タマール」、「カリシュ」「ガザマリン」、「メッドヤブネ」の権益を持っている。
イスラエルのガス田の埋蔵量はリバイアサンは4兆5300億、タマールで1兆8000億となっている。イスラエルのガス田開発プロジェクトは、イスラエル企業または米国企業以外は認められていない独占的なプロジェクトとなっているが、イスラエルのガス田は国内では賄いきれない程の余剰量が見込まれ、友好国にパイプラインなどを通じて輸出したい思惑でいる。
またデレクは2013年頃から調査をしていたゴラン高原でも石油の発掘を始めた。
テレアビブ大学地質学教授チックノ・ダウン教授はこう語った。
「推定では、発見された石油の量により、イスラエルは今後何年にもわたって自給自足できるだろう。これは自由の神が与えてくれたものかもしれない。」
ゴラン高原の油田は350 メートルの厚さと言われており、これは通常の油田の10倍の大きさにわたると言われている。ゴラン高原南部でこれまでに 3 回の掘削が行われ、大量の石油が埋蔵されており、イスラエルの石油需要を簡単に満たすことができる。イスラエルは 1 日あたり 270,000 バレルの石油を消費する。
イスラエルの沖合での地中海ガスの発見がイスラエルにてイノベーションを生み出したようにゴラン高原の石油採掘もまた、その周辺に新しいイノベーションを生み出す可能性がある。
ユバル・シュタイニッツ経済産業大臣は「もちろんこれらの石油を独り占めする気は全くない。イスラエルはいつでも対話の窓口を開いている。もしも石油が欲しい場合は、喜んで提供しよう」と述べた。